賤ヶ岳(421m)
2011年11月13日(日)
今日も山登りにいきたいが、県内は生憎の空模様。
せっかくの日曜だけど、今日は無理かも・・・
待てよ! お隣の滋賀県は曇りがちだが、なんとかもちそうな様子。
そうだ、以前から登りたかった賤ヶ岳(しずがたけ)に行こう!
野坂岳など敦賀の山々には、厚い雲がかかっている。
滋賀は大丈夫だろうか?
R8から県道140へに入り、県境の柳ヶ瀬トンネルへ。
旧北陸本線のトンネル(1352m)が自動車用に転用されている。
単線トンネルで相互通行ができないため、信号で交互通行となっている。
トンネルを抜けると、滋賀県長浜市余呉町に入る。
路面は濡れていたが、雨は降っていなかった。
登山口のある余呉湖を一旦通り越して、木之本町のつるやパンにチョッと寄り道。
パンを購入後、余呉湖方面に引き返す。
11:30 余呉駅観光用駐車場
無料なので、ここに停めさせてもらう。
早速準備して、すぐ近くの江土登山口へ。
雨は止んでいたが、カッパを着ていく。
11:35 江土(観音堂)登山口(標高約140m)
頂上までは約4㎞の道のり。
うん?何かが道を塞いでいるぞ?
猪除けの電線だった。
登山道は意外と広く、整備もされている。
どんぐりがいっぱい落ちていた。今年はどこも豊作のようだ。
11:42 岩崎山砦跡
賤ヶ岳の戦いの際、秀吉方の高山右近がここに陣取ったとされる。
信長亡き後の後継者をめぐって、羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家の争いが勃発。
天正11(1583)年、ここ賤ヶ岳で両雄が相まみえることになる。
11:49 余呉湖分岐(標高約217m)
しばらく行くと林道と出合う。
山頂までは2.8㎞、うん?2.6㎞? いったいどっち??
1~2分ほど林道を進んでいくと、
再び登山道へ。
賤ヶ岳まで1.9㎞?
いきなり距離が大幅に減ったぞ?
3分ほどでまた、さっきの林道と出合う。
標識があったので、寄ってみる。
12:00 大岩山砦跡(標高約270m)
ここに布陣した秀吉方の武将中川清秀は、柴田方の佐久間盛政の奇襲により討死。
その後天和2(1682)年、子孫の久恒が百回忌の供養としてこの墓碑を建立。
なお清秀の子孫は、荒城の月で有名な豊後(大分県)の岡城主として幕末まで存続した。
登山道に戻る。うん?賤ヶ岳2.5㎞?今度は増えたぞ!?
表示板の数値がコロコロ変わる。
再び林道を歩いていくが、
1分ほどで終了。
ここからまた登山道になる。
2分ほど進んでいくと、「首洗いの池」という看板。
少し外れているが、50mほどらしいので寄ってみる。
12:10 首洗いの池
池というより、水溜りのようだが・・・
再び登山道へ。この辺りは杉林が鬱蒼としており、日中でも薄暗い。
12:14 猿が馬場
最初、猿(=秀吉)がここで佐久間盛政の追撃戦を指揮したことから、こう呼ばれるらしい。
全般的に整備された登山道だが、
倒木がそのままの箇所もチラホラ。
この辺りまではなだらかな登りだったが、
植生が再び広葉樹の雑木林に変わる頃から、次第にキツくなってくる。
途中30人以上の集団とすれ違う。
「歩いて登ってくる人もいるんだ!?」という会話が聞こえたので、
どうやらリフトで登って、下りを歩いているのだろう。
賤ヶ岳は木之本側からリフトを使うと、ほぼ頂上近くまでワープすることができる。
そんなのは、本当の山登りじゃない!
今年の春までは、「登るなら、当然リフト!」と思っていたヤツが
随分変わったものだ(笑)
熊出没注意の看板。
賤ヶ岳にも生息しているんだ。
頂上広場が見えてきた。
広場は2段になっており、下段にはトイレもある。
右手には余呉湖が広がる。
12:50 賤ヶ岳頂上(標高約421m)
日曜日ということもあり、家族連れなどで賑わっていた。
お決まりの三角点(三等:賤ヶ岳)タッチ。
頂上にある傷ついた兵士のブロンズ像
なんか随分お疲れのご様子ですが(笑)
賤ヶ岳の合戦では、秀吉子飼いの武将7人(福島正則、加藤清正、加藤嘉明、脇坂安治、平野長泰、糟屋武則、片桐且元)が活躍し、俗に賤ヶ岳の七本槍と呼ばれる。
南側正面には浅井氏の居城だった小谷山。
その奥の伊吹山は、ガスっていて見えなかった。
西側には琵琶湖と奥琵琶湖パークウェイ、そして麓を走るR8。
売店や自販機もあるが、売店は閉まっていた。
この先に進んでいくと、リフト乗り場へ。
リフト利用といえども、少しは登らないといけないようだ。
また山本山(324m)方面にも縦走できる。
上から読んでも山本山、下から読んでも山本山(笑)
散策はこれぐらいして、お昼にしよう。
今日のメニューは豚汁うどん。
でも野菜ばっかりで、豚肉はなしだが(笑)
煮込んでいる間に、今朝つるやパンで仕入れてきたサラダパンとサンドウィッチ。
サラダパンの中身は、刻みタクワンのマヨネーズ和え。
一見ミスマッチだが、シャキシャキ感があって美味い!
サンドウィッチには、魚肉ソーセージハムとマヨネーズ。
昔っぽい味がたまらない。
この日は少し肌寒かったので、暖かいうどんは何よりのご馳走だった。
だいぶ雲が出てきたので、そろそろ下山することに(13:54)
下りは同じ道ではなく、別ルートへ。
こちらのコースは、かなりの急登が続く。
14:08 飯浦分岐(はんのうら)(標高約289m)
切り通しになっており、余呉湖側と琵琶湖側を結ぶ峠道になっている。
こちらの登山道は江土側に比べ、近年放置されているようで、歩きにくかった。
14:22 国民宿舎登山口(標高約133m)
下りは28分。
余呉湖の南端で、隣には国民宿舎がある。
ここで立ち寄り入浴もできるようだが、その後再び歩かないといけないので、今回はパス。
ここから駐車場までは、約4㎞。
ぶらぶら湖畔沿いを歩いていく。
途中で見かけた蛇の目玉石。
雨乞いの悲しい伝説が伝わるそうだ。
余呉湖は周囲6.4㎞の断層湖で、元は琵琶湖の一部だったとされる。
14:57 余呉湖北畔駐車場
私が停めた駐車場まではもう少し。
対岸には、先ほど縦走してきた賤ヶ岳の山並み。
15:10 余呉駅観光用駐車場
国民宿舎から約50分。他の車はもう既にいなかった。
なだらかな登りが多いので、やや物足りない感もあるが、9㎞近く歩くので結構疲れた。今回は時間が遅かったので諦めたが、次回は山本山方面にも縦走してみたい。
本日の行程
※上記鳥瞰図は、山葵友(さんきゅう)様のHP、山聲(やまびこ)の山行記録(山悠遊)から引用させていただきました。
賤ヶ岳(421m)
標高差281m
登り 1時間15分、下り 28分、ウオーク48分、TOTAL 3時間40分
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今日も山登りにいきたいが、県内は生憎の空模様。
せっかくの日曜だけど、今日は無理かも・・・
待てよ! お隣の滋賀県は曇りがちだが、なんとかもちそうな様子。
そうだ、以前から登りたかった賤ヶ岳(しずがたけ)に行こう!
野坂岳など敦賀の山々には、厚い雲がかかっている。
滋賀は大丈夫だろうか?
R8から県道140へに入り、県境の柳ヶ瀬トンネルへ。
旧北陸本線のトンネル(1352m)が自動車用に転用されている。
単線トンネルで相互通行ができないため、信号で交互通行となっている。
トンネルを抜けると、滋賀県長浜市余呉町に入る。
路面は濡れていたが、雨は降っていなかった。
登山口のある余呉湖を一旦通り越して、木之本町のつるやパンにチョッと寄り道。
パンを購入後、余呉湖方面に引き返す。
11:30 余呉駅観光用駐車場
無料なので、ここに停めさせてもらう。
早速準備して、すぐ近くの江土登山口へ。
雨は止んでいたが、カッパを着ていく。
11:35 江土(観音堂)登山口(標高約140m)
頂上までは約4㎞の道のり。
うん?何かが道を塞いでいるぞ?
猪除けの電線だった。
登山道は意外と広く、整備もされている。
どんぐりがいっぱい落ちていた。今年はどこも豊作のようだ。
11:42 岩崎山砦跡
賤ヶ岳の戦いの際、秀吉方の高山右近がここに陣取ったとされる。
信長亡き後の後継者をめぐって、羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家の争いが勃発。
天正11(1583)年、ここ賤ヶ岳で両雄が相まみえることになる。
11:49 余呉湖分岐(標高約217m)
しばらく行くと林道と出合う。
山頂までは2.8㎞、うん?2.6㎞? いったいどっち??
1~2分ほど林道を進んでいくと、
再び登山道へ。
賤ヶ岳まで1.9㎞?
いきなり距離が大幅に減ったぞ?
3分ほどでまた、さっきの林道と出合う。
標識があったので、寄ってみる。
12:00 大岩山砦跡(標高約270m)
ここに布陣した秀吉方の武将中川清秀は、柴田方の佐久間盛政の奇襲により討死。
その後天和2(1682)年、子孫の久恒が百回忌の供養としてこの墓碑を建立。
なお清秀の子孫は、荒城の月で有名な豊後(大分県)の岡城主として幕末まで存続した。
登山道に戻る。うん?賤ヶ岳2.5㎞?今度は増えたぞ!?
表示板の数値がコロコロ変わる。
再び林道を歩いていくが、
1分ほどで終了。
ここからまた登山道になる。
2分ほど進んでいくと、「首洗いの池」という看板。
少し外れているが、50mほどらしいので寄ってみる。
12:10 首洗いの池
池というより、水溜りのようだが・・・
再び登山道へ。この辺りは杉林が鬱蒼としており、日中でも薄暗い。
12:14 猿が馬場
最初、猿(=秀吉)がここで佐久間盛政の追撃戦を指揮したことから、こう呼ばれるらしい。
全般的に整備された登山道だが、
倒木がそのままの箇所もチラホラ。
この辺りまではなだらかな登りだったが、
植生が再び広葉樹の雑木林に変わる頃から、次第にキツくなってくる。
途中30人以上の集団とすれ違う。
「歩いて登ってくる人もいるんだ!?」という会話が聞こえたので、
どうやらリフトで登って、下りを歩いているのだろう。
賤ヶ岳は木之本側からリフトを使うと、ほぼ頂上近くまでワープすることができる。
そんなのは、本当の山登りじゃない!
今年の春までは、「登るなら、当然リフト!」と思っていたヤツが
随分変わったものだ(笑)
熊出没注意の看板。
賤ヶ岳にも生息しているんだ。
頂上広場が見えてきた。
広場は2段になっており、下段にはトイレもある。
右手には余呉湖が広がる。
12:50 賤ヶ岳頂上(標高約421m)
日曜日ということもあり、家族連れなどで賑わっていた。
お決まりの三角点(三等:賤ヶ岳)タッチ。
頂上にある傷ついた兵士のブロンズ像
なんか随分お疲れのご様子ですが(笑)
賤ヶ岳の合戦では、秀吉子飼いの武将7人(福島正則、加藤清正、加藤嘉明、脇坂安治、平野長泰、糟屋武則、片桐且元)が活躍し、俗に賤ヶ岳の七本槍と呼ばれる。
南側正面には浅井氏の居城だった小谷山。
その奥の伊吹山は、ガスっていて見えなかった。
西側には琵琶湖と奥琵琶湖パークウェイ、そして麓を走るR8。
売店や自販機もあるが、売店は閉まっていた。
この先に進んでいくと、リフト乗り場へ。
リフト利用といえども、少しは登らないといけないようだ。
また山本山(324m)方面にも縦走できる。
上から読んでも山本山、下から読んでも山本山(笑)
散策はこれぐらいして、お昼にしよう。
今日のメニューは豚汁うどん。
でも野菜ばっかりで、豚肉はなしだが(笑)
煮込んでいる間に、今朝つるやパンで仕入れてきたサラダパンとサンドウィッチ。
サラダパンの中身は、刻みタクワンのマヨネーズ和え。
一見ミスマッチだが、シャキシャキ感があって美味い!
サンドウィッチには、魚肉ソーセージハムとマヨネーズ。
昔っぽい味がたまらない。
この日は少し肌寒かったので、暖かいうどんは何よりのご馳走だった。
だいぶ雲が出てきたので、そろそろ下山することに(13:54)
下りは同じ道ではなく、別ルートへ。
こちらのコースは、かなりの急登が続く。
14:08 飯浦分岐(はんのうら)(標高約289m)
切り通しになっており、余呉湖側と琵琶湖側を結ぶ峠道になっている。
こちらの登山道は江土側に比べ、近年放置されているようで、歩きにくかった。
14:22 国民宿舎登山口(標高約133m)
下りは28分。
余呉湖の南端で、隣には国民宿舎がある。
ここで立ち寄り入浴もできるようだが、その後再び歩かないといけないので、今回はパス。
ここから駐車場までは、約4㎞。
ぶらぶら湖畔沿いを歩いていく。
途中で見かけた蛇の目玉石。
雨乞いの悲しい伝説が伝わるそうだ。
余呉湖は周囲6.4㎞の断層湖で、元は琵琶湖の一部だったとされる。
14:57 余呉湖北畔駐車場
私が停めた駐車場まではもう少し。
対岸には、先ほど縦走してきた賤ヶ岳の山並み。
15:10 余呉駅観光用駐車場
国民宿舎から約50分。他の車はもう既にいなかった。
なだらかな登りが多いので、やや物足りない感もあるが、9㎞近く歩くので結構疲れた。今回は時間が遅かったので諦めたが、次回は山本山方面にも縦走してみたい。
本日の行程
※上記鳥瞰図は、山葵友(さんきゅう)様のHP、山聲(やまびこ)の山行記録(山悠遊)から引用させていただきました。
賤ヶ岳(421m)
標高差281m
登り 1時間15分、下り 28分、ウオーク48分、TOTAL 3時間40分
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