友好都市ドイツ・リンデン訪問の報告①~フライブルグ、リンデンでの交流
7月31日から8月9日まで、第10回リンデン訪問団の一員として、蕨の友好都市であるドイツ・リンデン市を訪問してきました。訪問団は、25日に出発しましたが、公務の都合で遅れての参加となりました。蕨とドイツ・リンデン市との交流は35年以上になり、4年毎に行われている定期訪問は10回目を迎えました。今回の訪問団は、沖田訪問団長以下、15歳の高校生から80歳の高齢者まで30名でしたが、10回目の節目の定期訪問として、また、リンデン市側の交流協会である独日協会リンデン蕨が法人格を取得して25周年の節目の年の訪問として、大変有意義な訪問となりました。8月9日には、訪問団全員が元気に羽田に到着し、定期訪問は終了しましたが、以下、リンデン訪問のご報告です。
【1日目~フランクフルトにある日本領事館を表敬訪問】
7月31日午前9時45分、予定通り成田を飛び立ったLH711便は、約12時間のフライトを得て、31日午後2時45分フランクフルト空港に到着。独日協会リンデン蕨のギュンター・バイス会長、レンツ・前リンデン市長、ブルッカルト・リンデン市議会議長、アーノルド・リンデン主席参事らがわざわざ空港まえ迎えに来てくれました。そのまま、フランクフルトにある日本領事館を表敬訪問。坂本総領事をはじめ、領事館に皆さんには大変お世話になりました。ドイツの中でも、蕨とリンデンの市民交流はとても高く評価されていることを感じました。その後、ギュンター・バイス会長宅にお邪魔し、奥様のアグネスさんとも、1年ぶりに再会することが出来ました。昨年、リンデンにおいて国際青少年キャンプが開催されたのに合わせて、初めて、リンデンを訪問しましたが、その際、ホームステイでお世話になったのが、バイス会長宅でした。
今回の訪問で、ホームステイさせていただいたのは、リンデン参事のぺトラ・ブラウンさん、ユルゲン・ブラウンさん宅です。家の裏側にとっても広いお庭があり、いつも、多くの人たちが集まってくる、明るく、にぎやかなお宅です。
【2日目~環境都市フライブルグを訪問】
訪問2日目は、環境都市として世界的に知られているフライブルグ市を訪問しました。街中への車の進入を規制し、路面電車や自転車道の整備、コ・ジェネレーションによるエネルギー供給、住民参加による共同住宅整備などを進めています。フライブルグでは、お隣のチュービンゲンにお住まいのハイケさんが案内してくれました。ハイケさんは、15年ほど前、蕨にお住まいで、息子さんのフィン君がみどり保育園で私の長女と同じクラスでした。フライブルグでは、特に、住民参加の共同住宅せいびをすすめている地区について、詳しく説明していただきました。フライブルグの町並みは、ミュンスター大聖堂など、とっても歴史があり、美しかったです。
【訪問3日目~フランクフルトでマイン川を遊覧】
訪問3日目は、ホームステイ先のぺトラ・ユルゲンさんご夫妻にフランクフルトに連れて行っていただき、マイン川の遊覧を楽しみました。フランクフルトは、人口約69万人、マイン川湖畔には高層ビルが立ち並び、同時に、大聖堂などの歴史的建造物や緑も豊かで、歴史と近代化が融和した活気ある商業都市でした。市役所も、歴史的な建造物です。お昼には、フランクフルト名物のアップルワインをいただきました。とっても美味しかった。
ドイツでは、通常、自動車での移動がほとんどですが、今回は、リンデンから鉄道を使ってフランクフルトに行き、初めて、ドイツの鉄道を体験しました。リンデンの駅には、駅員はおらず、自動券売機で切符を買い、乗車するスタイルでした。リンデンからフランクフルトへは、自動車では、アウトバーンを使って、50分足らずで行けますが、電車では約1時間でした。リンデン市は1977年、グローセンリンデン市とライゲシュテンが合併してできた市ですが、合併後、両地区の住民の間でいろいろな問題も生じたそうですが、リンデン駅の名称がグローセンリンデン駅であることも、その一つであったそうです。
夜には、ブルッカルト・リンデン市議会議長のご招待による歓迎パーティーがありました。リンデンの政治行政の関係者のみなさんと交流を深めることが出来ました。この日は、丁度、リンデン市の体育館でハンドボールの試合が行われており、見学させていただきました。ドイツは先日のサッカーワールドカップで優勝しましたが、やはり、一番の人気種目はサーカーで、次に人気があるのがハンドボールだそうです。迫力満点でした。
【訪問4日目~さよならパーティー】
訪問4日目は、早くも、独日協会リンデン蕨主催によるパーティーが行われました。蕨市を代表しての挨拶では、冒頭、ドイツ語でスピーチしましたが(原稿はカタカナですが)、大いに喜んでくれました。また、訪問団では、荒城の月や復興支援ソング「花は咲く」などをドイツ語で、手話を交えながら歌いましたが、リンデンの皆さんから拍手喝さいでした。プレゼントとして、蕨市からリンデン市には、蕨のマスコットであるワラビーのぬいぐるみ、そして、ギュンターバイス会長やクーニッヒ市長をはじめ、政治行政関係者の皆さんには、双子織の手提げをプレゼントし、リンデン協会からは、木のお皿をいただきました。
明日からは、ライプツィヒやドレスデンへの小旅行です。その報告は次回で。
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