今日は、蕨市内の7つの小学校で、卒業証書授与式が行われました。私は、中央東小の第43回卒業証書授与式に出席し、祝辞を述べさせていただき、他の6つの小学校は、副市長や各部長が出席し、市長の祝辞を代読してもらいました。改めまして、卒業生の皆さん、ご家族の皆さん、ご卒業おめでとうございます。全ての卒業生の皆さんの輝かしい未来をご祈念いたします。
なお、私の祝辞のうち、今回の震災にかかわる部分だけ、ご紹介させていただきます。
(中略)
本日の卒業式は、日本が未曾有の大災害に直面する中で行われることになりました。こうして、そろって卒業式を行えることの素晴らしさを、ぜひ、感じて欲しいと思います。
毎日、被災地の厳しい現実が報道されています。皆さんと同じ小学生もたくさん被災しました。そうした中で、先日、テレビである被災地の卒業式が映し出されました。体育館は避難所となって使えないため、別の場所で卒業式を行った子ども達が、最後に、避難者のいる体育館に集まって、みんなで、ふるさと、を合唱したのです。多くの被災者は、それに涙を流しながら、それでも、希望を感じながら聞いているように私には見えました。
被災地の復興のためには、いろいろなことが必要になります。私たちがやらなければならないことも沢山あります。そうした中にあって、次代を担う若い皆さんが、元気に頑張っている姿こそが、一番の励ましであり、希望なんだということを改めて感じました。
中学の3年間は、これからの生き方を考える、人間の基礎をつくる大切な時期です。ぜひ、全ての卒業生のみなさんが有意義な中学生生活を送ってほしいと心からのエールを送ります。
最近のコメント