今週の国債・長期金利状況 2015/03/18
定期預金の金利や社債の利率に影響する国債・長期金利の状況を毎週水曜に掲載していきます。


日本5年国債 3ヶ月 日足
日本3年国債 3ヶ月 日足
国債・長期金利に関する記事
国債・長期金利の状況
バーゼル銀行新規制案が国債暴落の引き金に!




・ロイター 2015/03/18 15:17
〔金利マーケットアイ〕国債先物は大幅続伸、長期金利0.365%に低下
・BLOGOS 2015/03/18 09:38
国債急落の際に何が起きていたのか
・ダイヤモンド・オンライン 2015/03/18
世界は強化、国内は緩和 業界を揺さぶる銀行規制論
・日経新聞 2015/03/16 02:00
黒田日銀3年目、政権とのねじれ浮上
・BLOGOS 2015/03/13 09:25
国債バブル崩壊とはどのようなことなのか
・日刊ゲンダイ 2015/03/13
黒田総裁ついに白旗…国債「リスク資産化」で高まる暴落危機
10年国債のグラフを見ると3月10日を
除き0.41%前後で推移。
0.027% 3年国債
0.120% 5年国債
0.378% 10年国債
今週(3/12-3/18)の動きの範囲
3年国債: 0.020% から 0.040% の間
5年国債: 0.100% から 0.140% の間
10年国債: 0.360% から 0.440% の間
本日は金利が下がりましたが、
ギリシャ債務問題、ウクライナ停戦問題が一服している
状況で米国の金利上昇観測の影響があるようですが
今週は大きな動きにはなっていません。
本日の状況
> 長期国債先物は大幅続伸。前日の海外市場で、
> 原油価格が一段と下落したことを受けて米債が
> 買われた流れを引き継ぎ、買いが先行した。
> 20年債入札を控えて上値を重くする場面もあったが、
> 午前中盤に超長期ゾーンに買いが入ったことを
> きっかけに上げ幅を拡大した。
> 後場は事前に警戒されていた20年債入札を無難に
> 通過したことで、海外勢を巻き込んだニーズで上昇幅を
> 急拡大させた。一時は147円62銭まで買われた。
>
> 現物債は入札前に先回り買いが入った
> 超長期ゾーンが午前の取引から強く、
> 入札後は利回りに強烈な低下圧力がかかった。
> 30年超長期国債利回りは2月9日以来の
> 1.355%、20年超長期国債利回りは
> 2月26日以来の1.115%に低下した。
> 年度末にかけて需給が締まりやすく、
> イールドカーブがさらにフラット化するとの
> 見方から最終投資家の需要が超長期ゾーンに流れ込んだ。
> 中長期ゾーンもしっかり。
> 5年債は一時0.1%を下回った。20日の
> 大量償還見合いのニーズなどがみられた。
『黒田総裁ついに白旗…国債「リスク資産化」で高まる暴落危機』では、
先月12日の経財諮問会議で黒田総裁「これから話すことはオフレコで」と
前置きした上で出席者に箝口令まで敷かれた話。
「日刊ゲンダイ」の記事ですから信頼度に疑問がありますが...。
纏めると
バーゼル銀行監督委員会
従来、リスクゼロの安全資産とみなされてきた国債
↓ 今後金利上昇リスクに備えて
国債を保有する銀行に自己資本の
積み増しを求める新規制案
↓ もし決まれば
国債がリスク資産にされる
↓ よって
日本の銀行は多くの国債を保有している
損失に備えて銀行は巨額増資や融資縮小を求められる。
↓
銀行が増資の代わりに保有国債を大量売却
↓
長期金利の上昇を招く
↓
現段階でも異次元緩和の縮小が難しいのに
更に困難な状況に成る
↓
国債暴落に繋がるな可能性が高くなる
このバーゼル銀行監督委員会の新銀行規制については
『世界は強化、国内は緩和 業界を揺さぶる銀行規制論』
の記事によると
> 「英国やドイツの主導で進んできた」この新規制案だが、
> 日本は米国などと共に反対の立場だ。
> 特にドイツ国債の長期金利は直近で0.118%をつけ、
> 日本国債史上最低だった1月20日の0.195%すら下回っています。
> “あとは上がるだけ”という超低金利への警戒が招いた議論ですが、
> すでに財政再建を果たしたドイツと違って、
> 日本の国債発行残高は800兆円に近い。
> そのリスク資産化のダメージは計り知れません
ドイツは自国に余り影響が無いので気軽なのでしょう。
もしこの案が決まれば、今でさえ日本の国債市場が
劣化している状況なのに更に買手が居なくなったら
金利上昇は必至。
黒田総裁のオフレコ発言も、財務省関係者が良く使う
財政健全化を政治家に求める脅しとも思えますし、
または机上の論理で異次元緩和で2年ぐらいで
物価上昇2.0%が達成できると軽く考えていた黒田総裁の
失敗をごまかす為の問題すり替え論かもしれません。
しかし、現実的に日本国債の信認が崩れてきている事は確か。
断固バーゼル新銀行規制の阻止と早期の
異次元緩和の縮小を望みます。
全国から口座開設可能なネット支店ネット銀行の円定期金利比較は、
毎週月曜に更新しています下記参照して下さい。
・ネット銀行定期預金金利比較
地方金融機関の高金利は随時更新しています下記参照して下さい。
・高金利!地方金融機関まとめ 随時更新
日本10年国債 3ヶ月 日足 2015/03/18


日本5年国債 3ヶ月 日足
日本3年国債 3ヶ月 日足
国債・長期金利に関する記事
国債・長期金利の状況
バーゼル銀行新規制案が国債暴落の引き金に!
【PR】スタートアップ円定期預金(3カ月もの) ![]() 1年 1.10% ![]() 【PR】東京スター銀行「口座開設」 |
日本5年国債 3ヶ月 日足 2015/03/18


日本3年国債 3ヶ月 日足 2015/03/18


国債・長期金利に関する記事
・ロイター 2015/03/18 15:17
〔金利マーケットアイ〕国債先物は大幅続伸、長期金利0.365%に低下
・BLOGOS 2015/03/18 09:38
国債急落の際に何が起きていたのか
・ダイヤモンド・オンライン 2015/03/18
世界は強化、国内は緩和 業界を揺さぶる銀行規制論
・日経新聞 2015/03/16 02:00
黒田日銀3年目、政権とのねじれ浮上
・BLOGOS 2015/03/13 09:25
国債バブル崩壊とはどのようなことなのか
・日刊ゲンダイ 2015/03/13
黒田総裁ついに白旗…国債「リスク資産化」で高まる暴落危機
国債・長期金利の状況
10年国債のグラフを見ると3月10日を
除き0.41%前後で推移。
0.027% 3年国債
0.120% 5年国債
0.378% 10年国債
今週(3/12-3/18)の動きの範囲
3年国債: 0.020% から 0.040% の間
5年国債: 0.100% から 0.140% の間
10年国債: 0.360% から 0.440% の間
本日は金利が下がりましたが、
ギリシャ債務問題、ウクライナ停戦問題が一服している
状況で米国の金利上昇観測の影響があるようですが
今週は大きな動きにはなっていません。
本日の状況
> 長期国債先物は大幅続伸。前日の海外市場で、
> 原油価格が一段と下落したことを受けて米債が
> 買われた流れを引き継ぎ、買いが先行した。
> 20年債入札を控えて上値を重くする場面もあったが、
> 午前中盤に超長期ゾーンに買いが入ったことを
> きっかけに上げ幅を拡大した。
> 後場は事前に警戒されていた20年債入札を無難に
> 通過したことで、海外勢を巻き込んだニーズで上昇幅を
> 急拡大させた。一時は147円62銭まで買われた。
>
> 現物債は入札前に先回り買いが入った
> 超長期ゾーンが午前の取引から強く、
> 入札後は利回りに強烈な低下圧力がかかった。
> 30年超長期国債利回りは2月9日以来の
> 1.355%、20年超長期国債利回りは
> 2月26日以来の1.115%に低下した。
> 年度末にかけて需給が締まりやすく、
> イールドカーブがさらにフラット化するとの
> 見方から最終投資家の需要が超長期ゾーンに流れ込んだ。
> 中長期ゾーンもしっかり。
> 5年債は一時0.1%を下回った。20日の
> 大量償還見合いのニーズなどがみられた。
バーゼル銀行新規制案が国債暴落の引き金に!
『黒田総裁ついに白旗…国債「リスク資産化」で高まる暴落危機』では、
先月12日の経財諮問会議で黒田総裁「これから話すことはオフレコで」と
前置きした上で出席者に箝口令まで敷かれた話。
「日刊ゲンダイ」の記事ですから信頼度に疑問がありますが...。
纏めると
バーゼル銀行監督委員会
従来、リスクゼロの安全資産とみなされてきた国債
↓ 今後金利上昇リスクに備えて
国債を保有する銀行に自己資本の
積み増しを求める新規制案
↓ もし決まれば
国債がリスク資産にされる
↓ よって
日本の銀行は多くの国債を保有している
損失に備えて銀行は巨額増資や融資縮小を求められる。
↓
銀行が増資の代わりに保有国債を大量売却
↓
長期金利の上昇を招く
↓
現段階でも異次元緩和の縮小が難しいのに
更に困難な状況に成る
↓
国債暴落に繋がるな可能性が高くなる
このバーゼル銀行監督委員会の新銀行規制については
『世界は強化、国内は緩和 業界を揺さぶる銀行規制論』
の記事によると
> 「英国やドイツの主導で進んできた」この新規制案だが、
> 日本は米国などと共に反対の立場だ。
> 特にドイツ国債の長期金利は直近で0.118%をつけ、
> 日本国債史上最低だった1月20日の0.195%すら下回っています。
> “あとは上がるだけ”という超低金利への警戒が招いた議論ですが、
> すでに財政再建を果たしたドイツと違って、
> 日本の国債発行残高は800兆円に近い。
> そのリスク資産化のダメージは計り知れません
ドイツは自国に余り影響が無いので気軽なのでしょう。
もしこの案が決まれば、今でさえ日本の国債市場が
劣化している状況なのに更に買手が居なくなったら
金利上昇は必至。
黒田総裁のオフレコ発言も、財務省関係者が良く使う
財政健全化を政治家に求める脅しとも思えますし、
または机上の論理で異次元緩和で2年ぐらいで
物価上昇2.0%が達成できると軽く考えていた黒田総裁の
失敗をごまかす為の問題すり替え論かもしれません。
しかし、現実的に日本国債の信認が崩れてきている事は確か。
断固バーゼル新銀行規制の阻止と早期の
異次元緩和の縮小を望みます。
全国から口座開設可能なネット支店ネット銀行の円定期金利比較は、
毎週月曜に更新しています下記参照して下さい。
・ネット銀行定期預金金利比較
地方金融機関の高金利は随時更新しています下記参照して下さい。
・高金利!地方金融機関まとめ 随時更新
- 関連記事
-
- 今週の国債・長期金利状況 2015/04/08 (2015/04/08)
- 今週の国債・長期金利状況 2015/04/01 (2015/04/01)
- 今週の国債・長期金利状況 2015/03/25 (2015/03/25)
- 今週の国債・長期金利状況 2015/03/18 (2015/03/18)
- 今週の国債・長期金利状況 2015/03/11 (2015/03/11)
- 今週の国債・長期金利状況 2015/03/04 (2015/03/04)
- 今週の国債・長期金利状況 2015/02/25 (2015/02/25)
- 今週の国債・長期金利状況 2015/02/18 (2015/02/18)
- 今週の国債・長期金利状況 2015/02/11 (2015/02/11)
- 今週の国債・長期金利状況 2015/02/04 (2015/02/04)
【PR】スタートアップ円定期預金(3カ月もの) ![]() 1年 1.10% ![]() ![]()
|