北欧 特徴

北欧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 16:12 UTC 版)

特徴

言語・民族的には、フィンランド・バルト三国を除けば北ゲルマン語を話す北ゲルマン系民族がほとんどである。北ゲルマン語は北欧語・ノルディック語・ノルド語とも呼ばれ、非常に似ているデンマーク語スウェーデン語ノルウェー語アイスランド語およびフェロー語等の総称である。また逆に、北ゲルマン語は北欧諸国以外ではほとんど話されず、北ゲルマン系民族は北欧諸国以外にはほとんど居住しない。

フィンランドの多数民族はウラル系スオミ人である。スオミ人の固有の文化はゲルマン民族とは大きく違い、隣国ロシア国境地帯のカレリア人フィンランド湾対岸のエストニア人と共通点が多い。しかし、フィンランドは旧スウェーデン領なので北ゲルマン文化の影響を強く受け、少数民族としてスウェーデン系フィンランド人もおり、スオミ語だけでなくスウェーデン語も公用語になっている。

また、ノルウェー・スウェーデン・フィンランド(およびロシア)の北部一帯のラップランドに、やはりウラル系のサーミが少数民族として住む。グリーンランドにはエスキモー系のカラーリットが住み、デンマーク全体では少数民族だがグリーンランドでは多数民族である。

宗教は、キリスト教プロテスタント系のルーテル教会の割合が非常に高い。

国旗は「スカンディナヴィア十字」と呼ばれる左寄りの十字を使っている国が多い。

現代の北欧諸国は、政府の政策により、進んだキャッシュレス社会となっており、現金(紙幣・硬貨)はほとんど流通しなくなっている。これには北極に近く、気候的に冬季の現金輸送が困難であるという点も一因となっている。詳細はスウェーデン・クローナ#スウェーデンのキャッシュレス化を参照。


  1. ^ a b WVS Database”. www.worldvaluessurvey.org. 2022年3月19日閲覧。
  2. ^ a b WVS Database”. www.worldvaluessurvey.org. 2022年3月19日閲覧。
  3. ^ a b WVS Database” (英語). www.worldvaluessurvey.org. 2022年3月19日閲覧。
  4. ^ POSITIVE PEACE REPORT Analysing the factors that build, predict and sustain peace.”. 2022年1月31日閲覧。
  5. ^ 経済平和研究所”. www.rotary.org. 2022年1月6日閲覧。
  6. ^ a b Standard Country and Area Codes Classifications (M49)”. 国連統計部. 2008年6月25日閲覧。
  7. ^ 国際連合統計局の分類より。地図 および次の「Northern Europe」参照 [1] 2011年2月17日. 2011年4月2日閲覧。
    なお、バルト三国は、日本の外務省欧州局では西欧課が担当する。外務省欧州局 2011年4月2日閲覧。


「北欧」の続きの解説一覧




北欧と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「北欧」に関係したコラム

  • 株式の取引が行われる証券取引所の一覧

    2012年6月現在の日本の証券取引所、および、世界各国の証券取引所の一覧です。▼日本東京証券取引所(東証)大阪証券取引所(大証)名古屋証券取引所(名証)福岡証券取引所(福証)札幌証券取引所(札証)TO...

辞書ショートカット

', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', '', ''];function getDictCodeItems(index) {return dictCodeList[index];}

すべての辞書の索引

「北欧」の関連用語







北欧のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable() {return sideRankTable;}

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



北欧のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの北欧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS