diligence
「diligence」とは、勤勉・精励・勤勉さ・継続的な努力のことを意味する英語表現である。
「diligence」の基本的な意味
「diligence」は、不可算名詞として用いられるとき、「勤勉」「精励」「勤勉さ」「継続的な努力」といった意味をもつ。可算名詞として用いられるときは、「フランス・スイスなどの昔の乗合馬車」を表す。形容詞形は「diligent(勤勉な)」である。
「diligence」の語源
原義は「区別して選んでいること」「複数の候補から選び出していること」「特別にしていること」である。印欧語系で「選ぶ」という意味をもつ「leg-」がラテン語で「選ぶ」「集める」という意味をもつ「lego」となったが、これに「離れて」「ばらばらに」「区別して」といった意味をもつ「di-」が付属し、ラテン語で「複数の候補から選び出す」という意味をもつ「diligo」となった。これに「-ens」がついて現在分詞化され、ラテン語で「勤勉な」という意味をもつ「diligens」となり、抽象名詞化されてラテン語で「勤勉」「苦労」といった意味をもつ「diligentia」へと変化した。これが転じてフランス語で「勤勉」という意味をもつ「diligence」となり、最終的に英語で「diligence」という表現が用いられるようになった。
「diligence」の発音・読み方
「diligence」の発音記号は、「dílədʒəns」である。カタカナで表記すると、「ディリジェンス」となる。実際に発音する際は、「ディィラァヂャンス」のようになる。「d」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけて息を止めた状態を作った後、勢いよく息を破裂させるようにして「ドゥ」と発音する。「i」は、日本語の「エ」と「イ」を同時に言うイメージで「イ」と発音する。「l」は、舌先を、前歯の裏の歯茎につけた状態で「ウ」と「ル」を同時に出すように発音する。「ə」は、口を少し開け、弱くあいまいに「ア」と言う。「dʒ」は、唇を前に突き出し、息だけで「ヂュ」と発音する。ここで再び「ə」を発音する。「n」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけて息が口から出るのを止め、鼻に抜けるように「ン」という音を出す。「s」は、舌先を前歯の裏の歯茎に近づけ、隙間から息を出して「ス」と発音する。
「diligence」の覚え方
「diligence」は、「industriousness(勤勉さ)」などの類義語や、「diligent(勤勉な)」などの関連語とまとめて覚えるとよい。「diligence」を含む英熟語・英語表現
「with diligence」とは
「with diligence」は、直訳すると「勤勉さを伴って」となるが、転じて「勤勉に」と訳されることが多い。用例には、「He studies with diligence(彼は精を出して勉強する)」「She works with diligence(彼女は勤勉に働く)」などがある。
「due diligence」とは
「due diligence」が法律用語として用いられた場合、「相当な注意」「適切な注意」などと訳され、周囲の状況に対し相応に適切な注意を払うことを指す。
「due diligence」が財務用語として用いられた場合、「デューデリジェンス」と訳され、企業買収や合併を行うにあたって買収者が買収対象企業の財務情報を入手してその真偽を調査することを指す。日本語では、「デューデリ」「DD」などと表記されることもある。デューデリジェンスは、企業買収や合併の実施に対する意思決定に役立てたり、買収後の企業経営・管理を円滑に行ったりするために実施されることが多い。
用例には、「Investors need to improve their due diligence(投資家はデュー・ディリジェンスを改善する必要がある)」「She conducted due diligence on the company(彼女はこの会社に対してデューデリジェンスを行った)」などがある。
「diligence」の使い方・例文
「diligence」を用いた例文には、「his diligence won him quick promotions(彼は勤勉なので短期で昇進した)」「Their success has a lot to do with their diligence(彼らの成功は、彼らの勤勉さと大いに関係がある)」「Your diligence will surely lead to success(あなたの勤勉さはきっと成功へとつながるだろう)」「It is diligence that is the secret of success(勤勉こそが成功の秘訣である)」「His diligence and good conduct earned him the scholarship(彼は勤勉で品行方正なのでその奨学金を受けることができた)」「Her diligence turned out a disadvantage after all(結局、彼のまじめさがかえって不利益に転じてしまった)」などがある。Diligence
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 06:01 UTC 版)
「ConsenSys」の記事における「Diligence」の解説
Diligenceはイーサリアムのスマートコントラクト監査を行なっているコンセンシス内部のチーム。
※この「Diligence」の解説は、「ConsenSys」の解説の一部です。
「Diligence」を含む「ConsenSys」の記事については、「ConsenSys」の概要を参照ください。
- diligenceのページへのリンク