MT-135JA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/18 09:34 UTC 版)
「MT-135ロケット」の記事における「MT-135JA」の解説
中層大気国際協同観測(MAP)の一環として南極大陸上空中層大気の内部重力波を観測することを目的とし、国立極地研究所と協同で開発された。本来はより小型で同等の性能を発揮するMT-110ロケットを用いる予定であり、共同で新開発していたが、尾翼の設計に問題があることが飛翔試験で発覚、所定の性能を発揮することが出来なかった。その為、残り9ヶ月という短期間で開発が可能な方法が模索されたが、S-160JAやS-210JA、S-310JAのように既存の観測ロケットを南極用に改良した例が既に存在したこともあり、MT-135Pを基に南極用に改良するという方法がとられた。推進剤として耐低温特性に優れたポリブタジエン系推進剤を採用するなどの変更が行われている。1985年に行われた第26次南極観測隊(JARE-26)において11機が打ち上げられた。JAは "Japanese Antarctic" を意味する。 仕様 全長:3,328.5mm 直径:135mm 全備重量:70kg 到達高度:60km〜70km ペイロード:2.2kg 推進剤:ポリブタジエン系 燃焼時間:11.5s
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