道具屋vs客
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/06/23 09:24 UTC 版)
何とかもうけたい道具屋と、何とか品物を安く買いたい客。そんな両者の攻防は、落語の中に数多く登場ている。 『壺算』:何が何でも壺を定価で買わせようとする道具屋と、詭弁で壺を安く買おうとする客の攻防戦。結局お客が勝ってしまう。 『道具屋曽我』:曽我狂言のセットを引き取るはめになった道具屋が、芝居マニアがセットで芝居を始めたのに乗じて道具を売りつけようとして…。 『竃幽霊』:幽霊の出る…という「へっつい」を手に入れた道具屋が、それを利用してぼろ儲けしようとしてえらい目にあう。 『初音の鼓』:お屋敷に変なものばかりを売りに来る道具屋が、中古の鼓を「狐忠信」に出てくる『初音の鼓』だと偽って売りつけようとする。 『人形買』:節句のお祝いのお返しに、人形を買おうと考えた二人組が人形屋に騙されてしまう話。 『ないもんがい』:『どう考えても売っていないもの』を店に注文し、困らせてやろうとする男とその弟分が登場する上方落語。
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