送風装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:00 UTC 版)
風箱への空気の供給は、19世紀中頃までは人力によるふいごによって行われた。小型のオルガンでは演奏者自身がふいごを操作するものもあるが、より大型のオルガンでは演奏者の他にふいご手を必要とした。19世紀後半から人力に代えて蒸気機関などを用いることが行われ、20世紀に入るころから電力式の送風装置が登場して、非常に大きな風圧も容易に得られるようになった。しかし、20世紀末からは伝統的な送風機構の音楽的な価値が見直されるようになり、電力による送風に加えて、手動のふいごによる送風が可能なものも作られている。
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