要求仕様
要求仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 06:20 UTC 版)
プログラムの開発者が「どう動作すべきか」を事前または開発中に詳細に把握していなければ、それが望ましい動作をすることは期待できない。どの程度詳細に把握すべきかは議論の余地がある。完璧な詳細さという考え方は魅力的だが、実際問題としては現実的ではない。なぜなら、「こうあるべき」という要求仕様は試行錯誤的に変化するものだからである。 事前に要求仕様をうまく記述できるかどうかは信頼性の分かれ目であり、要求仕様の形式化(モデリング言語などの利用)が採用されるのはそのためである。また、プログラマ以外の専門家でない人々にそのソフトウェアの振る舞いを正しく伝達する手段でもある。実際には、プログラマも「どう動作するか」を事前に把握していないことが多く、それが要求仕様に関する議論を困難にしている。
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