融合タンパク質
英訳・(英)同義/類義語:fusion protein, Fusion proteins
遺伝子組み換え技術を使い、癒合遺伝子を作成して人工的に2種類の以上の異なるタンパク質を結合させたもの。蛍光性のタンパク質(GFP)を結合したり、抗原性のある配列(エピトープ)を結合させるなどして、主に研究に利用する。
酵素タンパク質モチーフなど: | 膵液リパーゼ 膵臓DNase 自己切断プロテアーゼ 融合タンパク質 血小板由来増殖因子 血小板第4因子 血液凝固第III因子 |
融合タンパク質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/17 09:58 UTC 版)
融合タンパク質(ゆうごうたんぱくしつ、Fusion protein)とは主に人工的に(遺伝子工学によって)作られたタンパク質で、2個以上の遺伝子が一体となって転写・発現し、一個のタンパク質を形成している状態。
タンパク質をコードする遺伝子内の開始コドンや終止コドンの部分に、グルタチオン・S-トランスフェラーゼ(GST)やポリヒスチジン(Hisタグ)等の遺伝子をタグとして挿入することで、融合タンパク質が作られることも多い。
天然の融合タンパク質
染色体の転座などにより自然に生成した融合遺伝子に由来する融合タンパク質も存在する。癌遺伝子として知られるいくつかのものはこれに当たる。また、進化の過程で融合タンパク質として生じたと推定されるタンパク質も多数ある。
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