絶対優位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/03 07:33 UTC 版)
もしある国Aが他国Bに比べて効率的に(小さいコストで)財 x を生産できるのであれば、ある国Aは財 x の生産に関して絶対優位(ぜったいゆうい、英: absolute advantage)を持っていると言う[1]。絶対優位はアダム・スミスによって発見された概念であり、国際貿易において、各国が他国に比べて絶対優位にある分野(生産に必要な投下労働量が他国に比べて小さい)に集中して生産し、その生産された財の一部をお互いに交換(貿易)することで、貿易を行った国それぞれが利益を得ることができるとされる[2][3]。
- ^ Teofilo C. Daquila (2005), The Economies of Southeast Asia: Indonesia, Malaysia, Philippines, Singapore, and Thailand, Nova Publishers, p. 124
- ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「絶対優位」コトバンク、2015年7月11日閲覧。
- ^ a b c 後藤基 (1998), 国際経済の見方・考え方, 玉川大学出版部, p. 155
- ^ a b c d 後藤基 (1998), 国際経済の見方・考え方, 玉川大学出版部, p. 159
- ^ a b c 垣田直樹 (2004), 国際経済の見方・考え方, とやま経済月報
- 1 絶対優位とは
- 2 絶対優位の概要
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