簡体字と原字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/24 05:12 UTC 版)
簡体字では、画数を減らすためにごく一部の字において原字が採用されている。 雲→云:雲を表す字は云だったが、仮借によって「いう」の意味を持ったため、区別のために雨かんむりを加えて雲が作られた。 氣→气:現在「気」を用いるところの、空気の気の意味をになったのは「气」の字であったが、食べ物を送るという意味の字の「氣」(米と气による形声字)を、气のかわりに用いた。日本で用いられている「気」の字は氣の米の部分をメの記号で略したものである。 網→网:網は网と亡と糸の3つの要素からなる。古くは網を意味する字は「网」であったが、音を表すために网に亡の字を加えて「罔」が作られ、さらに罔の字が亡と同じく「無い」の意味を表すのにも用いられたため、糸を加えて「網」が作られた。 従→从:从は人が2人並んで行く、つき従う様を表す象形文字で、「行く」の意味を明確にするために彳を加えて従が作られた。 麗→丽:丽は並んで行く様を表す。鹿が並んで行く意味として、鹿を加えて麗が作られた。 鬚→須:「ひげ」を表す字は須であったが、必「須」や「待つ」にも用いられたために髟を加えて鬚が作られた。 この項目は、言語学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ウィキポータル 言語学)。
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