第2稿
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「レクイエム (フォーレ)」の記事における「第2稿」の解説
こののちもフォーレはこの曲に手を入れ、1888年5月ごろにはホルン、トランペット各2が追加された。1892年1月28日、国民音楽協会の演奏会では、「奉献唱」と「リベラ・メ」の2曲が付加されて7曲構成となり、編成もトロンボーン3、バリトン独唱が加わった。しかし、この時点で「奉献唱」はバリトン独唱による「ホスティアス」の部分のみであったようで、「オ・ドミネ」を含めた現在の形でまとめられたのは、1893年もしくは1894年と考えられている。したがって、「1893年版」とも呼ばれる。 フォーレの「純粋な」構想を復元する試みは近年になって行われるようになった。第2稿についてはフォーレの自筆譜が失われているため、マドレーヌ寺院での演奏時のパート譜などをもとに、以下の2種類が発表されている。ひとつは、イギリスの作曲家ジョン・ラターによる校訂版(1984年)。もうひとつは、フォーレ研究家のジャン=ミシェル・ネクトゥーがロジェ・ドラージュ(指揮者)と共同した版(ネクトゥ/ドラージュ版、1988年)である。両者の比較では、ラター版がより第3稿に近いといわれる。
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第2稿(1793年)
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「ピアノ協奏曲第2番 (ベートーヴェン)」の記事における「第2稿(1793年)」の解説
第3稿と同じくウィーンにて施された。本来終楽章として計画されていた変ロ長調のロンド(WoO.6)はこの改訂時に生み出され、同年中に演奏されたが、ベートーヴェンは第3稿の作成の際にこのロンド楽章を除外している(このロンドは死後発見された)。
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第2稿
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「交響曲第4番 (ブルックナー)」の記事における「第2稿」の解説
ハース版とノヴァーク版第2稿は、本質的には同じものと考えることができるが、参照した資料の違いなどに起因する相違点がある。細かい相違は多いが、顕著な相違点として、以下の2点が挙げられることが多い。 第3楽章トリオ冒頭の管弦楽法(主旋律を演奏する楽器が違う=後述) 第4楽章最後(練習番号Z)で回想される第1楽章第1主題の管弦楽法(ノヴァーク版ではホルンが明確に主題を再現する。ハース版は複数の楽器群の組合せで主題が暗示される) ノヴァークは、1940年代になってコロンビア大学図書館で発見された手書き原稿で行われた小改訂を真正なものであると判断し、校訂譜に反映した。これは、1886年にアントン・ザイドルがアメリカで出版社を世話するという申し出にブルックナーが応えて送られたものである。こうして校訂した第2稿を、ノヴァークは「1886年稿」とは呼ばず、ハース版での呼称「1878/1880年稿」を踏襲した。前述した第4楽章最後(練習番号Z)のハース版・ノヴァーク版の相違は、作曲者による1886年の小改訂の反映に起因すると考えられる。 一方ハース版は1936年にいったん出版しながら、一部内容修正の上1944年に再出版された。この際修正されたのは、第3楽章トリオ冒頭の管弦楽法であり、主旋律を担当する楽器が変更されている。ただしこの部分、自筆稿・ノヴァーク版・さらに1936年のハース版ではいずれもフルートとクラリネットが旋律を演奏しており、1944年のハース版のみが相違を見せる(オーボエとクラリネットが旋律を演奏する)。ハース版の資料根拠が明らかにされていないこともあり、研究者の中には、この部分のハース版に対して疑問を呈する者もいる。
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第2稿
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「交響曲第10番 (マーラー)」の記事における「第2稿」の解説
アルマの承認を得て、新たに見つかった資料によって欠落が補填されたもの。1964年発表。 初演:1964年、ゴルトシュミット指揮、ロンドン交響楽団 アメリカ初演:1966年、ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団。これは録音されレコード化された。CDでも復刻され、現在では第二稿唯一のCD録音として知られるものである。一般にはあまり流布しなかったが、当時このクック版の最初の全曲レコードであった。
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