第12族元素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 01:31 UTC 版)
第12族元素(だいじゅうにぞくげんそ)は、周期表の第4周期以降に現れる、亜鉛と同族の元素群であり、亜鉛族元素(あえんぞくげんそ)とも呼ばれる。亜鉛以外に、カドミウム・水銀・コペルニシウムが含まれる。最外殻にns2電子配置を持つため、イオン化した際に外れる電子は、最外殻のs軌道の電子2つまでである。内部のd軌道は電子で満たされているため、一般に第12族元素はDブロック元素であるものの、遷移金属の性質は示さず典型元素の金属としての性質を示す。
- 1 第12族元素とは
- 2 第12族元素の概要
- 3 分類の変遷
- 4 関連項目
第12族元素(亜鉛族)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 13:51 UTC 版)
教科書や論文によって12族を典型元素としたり遷移元素としたり、あるいは同じ教科書の中で12族に対し双方の表現が使われたりする場合がある。国際純正・応用化学連合(IUPAC)の「transition element」(遷移元素)の定義は、「完全に満たされていない(閉殻していない)d軌道を持つ元素、あるいは完全に満たされていないd軌道を持ったイオンを生成する元素」となっており、この定義に従えば第12族元素は遷移元素には含まれないことになる。
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