岐須美美命
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/29 20:51 UTC 版)
岐須美美命(きすみみのみこと[1])は、日本神話に登場する人物・男神で、初代天皇神武天皇の子である[2][3]。『古事記』中巻に登場し、『日本書紀』には登場しない[2][4]。 また、『古事記』でも事績に関する記載はなく、子孫に関する記載もない。
注釈
- ^ 日向国などの律令国が定められるのは記紀よりもあとの時代であるから、記紀の「ひむか」は単に方角を示すだけで、日向国(宮崎県)とは解釈しない説もある。
- ^ 『日本書紀』には2人の皇子の名(神八井命・神渟名川耳尊)が、『古事記』には3人の皇子の名(日子八井命・神八井耳命・神沼河耳命)がある。
出典
- ^ a b c 『日本古代神祇事典』p341「きすみみのみこと(岐須美美命)」
- ^ a b c d 『日本の神仏の辞典』p400「きすみみのみこと【岐須美美命】」
- ^ a b c 『日本の神様読み解き事典』p118「岐須美美命」
- ^ 川口謙二. 神々の系図. 東京美術. p. 11. ISBN 978-4808700225. "『日本書紀』には岐須美美命の御名はなく、"
- ^ 『日本神名辞典』p151「岐須美美命」
- ^ a b c 『図説 歴代天皇紀』p37-41「神武天皇」
- ^ 『日本古代神祇事典』p340「きしみみのみこと(研耳命)」
- ^ a b c 吉井厳「茨田連の祖先伝承と茨田堤築造の物語」(万葉71号, P1-p21,1969年) 万葉学会
- ^ 『歴代皇后人物系譜総覧』,p26-27「初代 神武天皇 皇后 媛蹈韛五十鈴媛命」
- ^ 喜田,p255-257「皇妃吾田吾平津媛」
- ^ 『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』,講談社,2015,「媛蹈韛五十鈴媛命」コトバンク版 2018年8月11日閲覧。
- ^ a b 『古事記と日本の神々がわかる本』p90-91「イスケヨリヒメの物語」
- 1 岐須美美命とは
- 2 岐須美美命の概要
- 3 関連項目
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