瞳孔反射とは? わかりやすく解説

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どうこう‐はんしゃ【瞳孔反射】

読み方:どうこうはんしゃ

光などの刺激強弱によって、瞳孔狭めたり広げたりする反射明るいときや近く物を見るときは縮小し、暗いときや遠方を見るとき、驚いたときには散大する。→対光反射


瞳孔反射

英訳・(英)同義/類義語:pupil reflex, pupillary reflex

中脳反射の例で、光に対す瞳孔大きさ反射運動
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対光反射

(瞳孔反射 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/20 20:48 UTC 版)

人間の瞳孔対光反射
明かりを消した際のコウイカの対光反射
対光反射確認に用いる医療用 ハロゲンペンライト

対光反射(たいこうはんしゃ)とは、瞳孔反射の一つで瞳孔の直径を光の強さにより変化させ、網膜に届く光の量を調節する反射である。それにより様々な明るさに対し網膜を適応させる。強い光に対して瞳孔は小さくなるのに対し、弱い光では瞳孔は大きくなる。つまり対光反射は瞳に入る光の量を調節している[1]

原理

網膜神経節細胞が受容した刺激を視神経は網膜視床下部路を介して求心性に進む。これは対光反射の求心性部分を担っている。一方遠心性では動眼神経瞳孔括約筋を収縮させることにより対光反射の遠心性部分を担っている[1]

第1ニューロン

対光反射は、まず網膜神経節細胞が受容した刺激を視神経に伝えることから始まる。視神経は中脳上部の視蓋前核を経由し、外側膝状核と 一次視覚皮質に投射される。

第2ニューロン

視蓋前核からの軸索は動眼神経副核(エディンガー・ウェストファル核)に接続し、それらの軸索は左右の動眼神経へとつながる。

第3ニューロン

動眼神経の中の副交感神経が毛様体神経節の細胞とシナプスをつくる。

第4ニューロン

短毛様体神経が光彩の毛様体を収縮させる[1]

数式

対光反射は、環境光と瞳孔の大きさにより非線形微分方程式で表すことができる[2]


瞳孔反射

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/10 15:30 UTC 版)

眼球運動障害」の記事における「瞳孔反射」の解説

対光反射輻輳調節反射がある。対光反射とは、一側瞳孔光を当てる両側縮瞳起き反射である。これは求心路の視神経からの神経線維中脳上丘部を通って両側のE.Wに終わるからである。輻輳調節反射眼前近くの物を見せると両眼球が内転輻輳反射)して縮瞳する(調節反射反射である。この反射経路は複雑で網膜から光刺激と同様、外側膝状体を介して後頭葉視覚野行った後、視行き動眼神経とE.W入力をする。このように、両反射経路異なるため、対光反射では縮瞳がなく、輻輳調節反射では縮瞳見られることがある。アディー瞳孔、アーガイル・ロバートソン瞳孔動眼神経異所性再生がその例である。EMDとして、対光反射が異常ではない人に対して輻輳調節反射をみる診断学価値はない。

※この「瞳孔反射」の解説は、「眼球運動障害」の解説の一部です。
「瞳孔反射」を含む「眼球運動障害」の記事については、「眼球運動障害」の概要を参照ください。

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