登路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 10:12 UTC 版)
もっとも一般的な登路は、岩屋橋から薬師峠を経て山頂に至るルートである。岩屋橋にある惟喬神社から雲ケ畑岩屋川に沿って30分ほど林道を歩き、岩屋不動(志明院)から谷を離れて登山道が始まる。雲ケ畑と大森を結ぶ薬師峠には大きなモミの木と六体地蔵(六地蔵尊)があり、かつての峠茶屋と思われる廃れた休憩小屋がある。南西に少し歩くと岩屋山(649m)山頂に着き、岩屋山の先には一坪ほどのお堂と680mの無名ピークがある。岩屋山は霊山として知られており、何本もの杉の巨木、巨石や奇石、洞窟・飛瀑などがある。薬師峠から北東の尾根道を登ると、すぐ左手に江戸時代の古びた墓地がある。電波反射板がある岩茸山のピークの脇を通り、関西電力の送電線鉄塔に着く。このあたりの展望は良好で、城丹国境の尾根をはじめ、東は比良山系、その手前には花脊峠に重なる山々を望むことができる。ここから少し下って鞍部を越えると桟敷ヶ岳の頂上に達する。 頂上には二等三角点があり、小広場が設けられている。樹林のために頂上からの展望は乏しく、頂上からは北東(比良山系)方面しか視界が効かない。山頂のやや南方には「都眺めの岩」と呼ばれる岩や送電線鉄塔があり、この付近から京都市街地、比叡山、比良山系などを遠望できる。この送電線は日本海沿岸の敦賀原子力発電所から朽木や花脊などを通って京阪神地域に達しており、かつては都への献上物が運ばれた桟敷ヶ岳山麓を、現在は50万ボルトの送電線で電気が運ばれている。 登路には大森谷や祖父谷林道を経るルートもあり、石仏峠、五本杉で有名な祖父谷峠などには古くからの伝承が残されている。
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登路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/24 07:37 UTC 版)
古くからの登路は湯俣からのものと言われている。すなわち、信濃川水系の高瀬渓谷を遡上し、湯俣から水俣川を遡り、千天出合へと進み、北鎌尾根に取り付くというものである。他の登路としては、水俣乗越から天上沢もしくは大天井岳から貧乏沢を下降し、北鎌沢を登るというものがある。湯俣からのものも北鎌沢からのものも険しいルートであることには相違ない。途中の北鎌平には碑が設置されている。稜線上に山小屋やキャンプ指定地はない。
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