生糸検査所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 07:34 UTC 版)
生糸の検査をおこなうために設けられた。国立生糸検査所は、横浜および神戸にもうけられた。輸出される生糸はかならず国立の検査所でその正量および品位の検査を受けなければならなかった。検査の結果、「格付」がさだめられた。内国使用の生糸は、請求があれば、検査された。 明治28年、横浜および神戸に創設され、生糸検査がおこなわれていたが、明治34年、神戸生糸検査所は閉鎖された。昭和初年には輸出用生糸は大部分品位検査をへて取引されるようになり、昭和2年7月1日からは輸出生糸検査法が実施され、輸出生糸のすべてについて正量検査をおこない、昭和6年、輸出生糸検査法が改正され、7月1日からは生糸格付検査がおこなわれることになった。福井、石川、京都3府県にも地方生糸検査所があり、神戸には市立検査所があって、昭和6年4月から国立になった。
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