猫館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 06:24 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『猫館』(ねこやかた)は、横溝正史の短編推理小説。「金田一耕助シリーズ」の一つ。角川文庫『七つの仮面』 (ISBN 4-04-130466-0) に収録されている。初出『推理ストーリー』1963年8月[1]。
あらすじ
昭和35年6月5日、警視庁に等々力警部を訪ねた金田一は、日暮里駅近くにある通称・猫館と呼ばれる古館で、女占い師・ドクトル・ハマコが殺害された事件を知らされる。現場を訪れた金田一は、何匹もの猫が半裸の被害者を取り巻くという、異様な光景を目の当たりにする…。
主な登場人物
- 金田一耕助(私立探偵)
- 等々力大志(警視庁警部)
- ドクトル・ハマコ(占い師。本名・賀川波満子)
- 糟谷天民(猫館の現所有者。幼稚園の園長)
- 松崎喜美子(幼稚園の保母)
- 佐藤阿津子(ハマコの内弟子)
- 辻本咲子(ハマコの婆や)
- 上条恒樹(画家)
- 上条冴子(故人。恒樹の妻でハマコの信者)
- 古谷磯吉(故人。猫館の前所有者で写真家)
解説
短編ということで謎解きの要素は少なく、また終盤に急展開を見せる。これらは本作に限らず、シリーズの他の短編にもしばしば見られる傾向である。
脚注
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