灸を据える
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 07:52 UTC 版)
子供などを強く叱る意味の言葉として『灸を据える』『やいとを据える』という言葉があったが、家庭での灸が行われなくなったため、あまり聞かれなくなった。言葉の通り指頭大の灸を四肢や背部、臀部などに据えて我慢をさせるしつけであるが、これにより「灸はやけどが残るほど熱いもの」というイメージが定着することとなった。また灸の医療としての価値が損なわれる言葉でもあった。 実際に鍼灸院などで使われている灸は米粒大・半米粒大の灸や熱くなると取る知熱灸が主流なので、人により知熱感や肌の弱さによって異なってくるが、チクリとする程度の熱さ程度ないし目に見えるか見えない程度のやけどであることが多い。但し、上記にある弘法灸や家伝の灸のように故意に火傷や膿を形成すると、免疫力が高まると言われているが、実際に免疫力が上がるかどうかは、綿密な研究が為されていないため、安易に行うには疑問が残る。
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「灸を据える」の例文・使い方・用例・文例
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