洪洞地震
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/17 14:04 UTC 版)
洪洞地震 | |
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本震 | |
発生日 | 1303年(大徳7年)9月17日 |
座標 | 北緯36度18分 東経111度42分 / 北緯36.3度 東経111.7度座標: 北緯36度18分 東経111度42分 / 北緯36.3度 東経111.7度 [1] |
規模 | M8.0 |
最大震度 | 震度XI |
被害 | |
死傷者数 | 少なくとも200,000人が死亡 |
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プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
洪洞地震(こうどうじしん)は、1303年(大徳7年)9月17日(9月25日とも[2])に、現在の中国山西省洪洞県付近(当時のモンゴル帝国のうち元朝)で発生した大地震。規模はマグニチュード(M)8.0と推定される[1]。
被害
地震による被害は極めて甚大で、現在の山西省を中心に死者20万人から40万人の被害が出たという(一説には47万5,800人が犠牲)。これは、記録に残る中国の地震としては、4番目に多い死者数である[3]。震源の付近の地域では寺院や学校など主要な建物全てが破壊され、住民の半数以上が死亡したという[4]。特に、黄土洞穴(横穴式住居)に住む人々の人的被害が深刻であった。この点では、1556年の華県地震(人類史上最悪の死者数を出した大地震)と類似していたといえる。
なおこの地震は、文献資料によって確定した、中国大陸内陸部で起きた初のマグニチュード8クラスの地震である[2]。
脚注
- ^ a b National Geophysical Data Center / World Data Service (NGDC/WDS) (1972), Significant Earthquake Database (Data Set), National Geophysical Data Center, NOAA, doi:10.7289/V5TD9V7K
- ^ a b “1303年の洪洞地震のマクロ地震における改訂の新しい証拠【JST・京大機械翻訳】”. 2020年11月15日閲覧。
- ^ 中国・四川大地震 - 石川有三
- ^ “【世界の自然災害】有史以来史上最悪の地震&大震災概要・死者・被害比較│色すなわち これ食うなり” (日本語). world-news.beauty-box.tokyo (2016年5月9日). 2020年11月17日閲覧。
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