いけだ‐きくなえ〔‐キクなへ〕【池田菊苗】
池田菊苗
池田菊苗(いけだきくなえ,1864-1936)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:49 UTC 版)
「「うま味」を発見した男」の記事における「池田菊苗(いけだきくなえ,1864-1936)」の解説
元治元年、薩摩藩士池田春苗の次男として京都で生まれる。明治14年、家出して上京。明治22年、帝国大学理科大学化学科を卒業し、大学院へ進学。明治29年、帝国大学理科大学化学科の助教授に就任。明治32年独逸ライプツィヒ大学に留学し、ヴィルヘルム・オストヴァルト教授の研究室で物理化学の研究に取り組む。明治34年に英国王立研究所に留学。ロンドン郊外ステラロード5番地の夏目金之助と同じ下宿に住み、親交を深める。帰国後、東京帝国大学教授に就任。そして、甘・辛・酸・苦とは別の第5の味覚を「うま味」と名づけ、研究に着手。「うま味」の正体が、グルタミン酸塩であることを突きとめ、明治41年に「グルタミン酸塩を主成分とせる調味料製造法」と題する特許申請し、同年取得。翌42年、うまみ調味料「味の素」が鈴木製薬所(現在のAJINOMOTO)から発売される。
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