水越伸とは? わかりやすく解説

水越伸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 00:53 UTC 版)

水越 伸(みずこし しん、1963年3月6日[1] - )は、日本メディア研究者。東京大学大学院情報学環教授を経て、関西大学社会学部メディア専攻教授。放送大学客員教授。

人物・経歴

三重県桑名市生まれ、石川県金沢市育ち。父は大阪大学名誉教授水越敏行。1986年筑波大学第二学群比較文化学類卒業。1988年東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。1989年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。大学在学中から約10年、インダストリアルデザイン・オフィス、COATO メンバーとしてユーザー・エクスペリエンス・リサーチに従事。

1989年、東京大学新聞研究所助手を経て、1993年より同大学社会情報研究所助教授。1996〜1997年、コロンビア大学ジャーナリズム・スクール客員研究員。2009年東京大学大学院情報学環教授。2015年ヘルシンキ大学社会科学部客員研究員。2018年国立政治大学客座教授。2022年より現職。

2001年より市民のメディア表現とリテラシーのための実践的研究プロジェクトの群体「MELL(Media Expression, Learning and Literacy)Project(メルプロジェクト)」、その後継組織として全国的なネットワーク「MELL Platz(メルプラッツ)」などを主導。実践的で批判的なメディア論に取り組む。

2014年より日英両語からなる独立雑誌『5:Designing Media Ecology』を佐倉統(科学技術社会論)、毛利嘉孝(社会学)らとともに創刊。同編集長。

著作

単著

  • 『21世紀メディア論』(放送大学教育振興会、2011年、改訂版2014年)
  • 『メディア・ビオトープ――メディアの生態系をデザインする』(紀伊國屋書店、2005年)
  • 『デジタル・メディア社会』(岩波書店、1999年、新版2002年)
  • 『メディアの生成――アメリカ・ラジオの動態史』(同文舘出版、1993年/ちくま学芸文庫、2023年)

共著

編著

  • 『コミュナルなケータイ――モバイル・メディア社会を編みかえる』(岩波書店、 2007年)
  • 『20世紀のメディア(1)エレクトリック・メディアの近代』(ジャストシステム、 1996年)

共編著

  • (東京大学情報学環メルプロジェクト)『メディアリテラシー・ワークショップ:情報社会を学ぶ・遊ぶ・表現する』(東京大学出版会、2009年)
  • (吉見俊哉)『メディア・プラクティス:媒体を創って世界を変える』(せりか書房、2003年)
  • (NHKスペシャル「変革の世紀」プロジェクト)『NHKスペシャル変革の世紀(2)インターネット時代を生きる』(日本放送出版協会、 2003年)
  • (NHKスペシャル「変革の世紀」プロジェクト)『NHKスペシャル変革の世紀(1)市民・組織・英知』(日本放送出版協会、 2002年)

訳書

  • キャロリン・マーヴィン『古いメディアが新しかった時:19世紀末社会と電気テクノロジー』(新曜社、 2003年)
  • クライブ・ギフォード『ビジュアル図書館:メディア』(同朋舎、 2000年)

脚注

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.345

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「水越伸」の関連用語


2
18% |||||






8
10% |||||

9
10% |||||

10
10% |||||

水越伸のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



水越伸のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの水越伸 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS