歌と聖書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 10:16 UTC 版)
設立当初は、フランスの伝統的な賛美歌による典礼であったが、1950年代からヨーロッパ全土から若者が訪問するようになり、教派や言語の異なる若者とともに祈りを捧げられるよう、短い歌を繰り返す祈りのスタイルが生まれた。これがさまざまな言語に訳され、テゼの歌として知られている。 多くの歌は、聖書からとられた短い言葉にシンプルなメロディーをつけたもので、回数を定めずに繰り返し歌われる。歌を通して聖書の言葉を味わい、繰り返し思い巡らすことで神との交わりを過ごす。。短い言葉を繰り返す祈りの方法は、キリスト教の古くからの伝統を再発見することで生み出されたものである。 テゼ共同体に初期の賛美歌を多数提供している作曲家のジョゼフ・ジェリノー神父によれば、始まりと終わりが予測できない柔軟な時間の中で、聖霊が働く祈りの空間が創出され、祈る者が「ただ神の前で時を過ごす」ことができるという。。
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