權とは? わかりやすく解説

けん【権〔權〕】

読み方:けん

[音]ケン(漢) ゴン(呉) [訓]はかり はかる はかりごと

学習漢字6年

[一]ケン

はかり。はかりのおもり。「権衡

事の成否をはかり考える。「権謀

他を従わせる力や勢い。「権威権限権力強権執権実権政権覇権

物事にあずかる資格。「権利棄権債権親権人権特権民権利権選挙権

をもって便法とすること。「権道

[二]ゴン〉仮の。臨時の。「権化権現権妻

名のり]のり・よし


けん【権】

読み方:けん

【一】[名]

他を支配する力。権力。「兵馬の—を握る」

物事を行う資格また、に対して物事主張・要求する資格権利。「参政—」「サーブ—」

「嬢様の聟君を択ぶ—は俺にあるんだ」〈魯庵社会百面相

臨機応変処置一時的な手段

「これを行ふに経(けい)あり。—あり」〈折たく柴の記・下〉

【二】[名・形動

⇒険(けん)3

おごり高ぶるさま。高慢権高(けんだか)。

「たださへも—な娘に金をつけ」〈柳多留一〇


ごん【権】

読み方:ごん

⇒けん


ごん【権】

読み方:ごん

定員のほかに仮に任じた官位多く官位を表す語の上に付けて用いる。権官。「—大納言

「令、正員四人なり。寛平御宇正二人、—一人となる」〈職原抄・上〉

最上位次の地位。副(そえ)。「—僧正

般若寺観賢僧正と云ふ人、—の長者にてありける時」〈今昔一一・二五〉

仮のもの。方便であるもの。

「この提婆達多は、大菩薩の—の示現にてもあるべきなれども」〈十善法語・八〉


けん【険/×嶮】

読み方:けん

[名・形動

山などのけわしいこと。また、その場所。難所

箱根の山天下の—」〈鳥居忱箱根八里

困難が多いこと。

「—を冒し危きを凌ぎ」〈中村訳・西国立志編

(「権」「慳」とも書く)顔つき目つき物言いなどに表れるきつい感じまた、とげとげしさのあるさま。「—のある顔」

其の嫉妬(しっと)執着の、—な不思議形相が」〈鏡花歌行灯


読み方:ごん

  1. ごんさい権妻)の略。
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名字 読み方
ごん
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

読み方
くおん
けん
こん
ごん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/24 06:25 UTC 版)

(ごん)は、朝鮮半島日本中華圏で用いられる漢姓)。韓国では比較的に多く使われる姓であるが、日本や中国では希少である。

韓国・北朝鮮

クォン
各種表記
ハングル
漢字
発音: クォン
日本語読み: ごん、けん
ローマ字 Kwon
英語表記: Kwon, Gwon, Kweon, Gweon
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(クォン、: )は、朝鮮人の姓の一つである。56ほどの本貫氏族)に分かれていたが、大部分が大韓民国成立直後に安東権氏に統合され、同氏が現在最大の氏族集団である。その貫郷の慶尚北道安東市では総人口の10%以上が権姓である[1]

2015年調査による人口数は705,941人[2]

著名な人物

氏族

氏族(地域) 創始者 人数(2015年)[2] 備考
江陵権氏 50
慶城権氏 17
慶州権氏 87
固城権氏 14
光山権氏 27
広州権氏(広州 5
九老権氏 9
金海権氏 60
羅州権氏 6
南陽権氏 21
南平権氏 5
丹城権氏 103
丹陽権氏 8
達城権氏 22
潭陽権氏 7
大邱権氏 13
大田権氏 26
徳山権氏 27
東萊権氏 57
密陽権氏 55
宝城権氏 9
釜山権氏 7
三陟権氏 5
西寧権氏 18
城南権氏 7
水原権氏 27
淳昌権氏 14
新寧権氏 12 신녕권씨
新寧権氏 5 신령권씨
安康権氏 8
安東権氏朝鮮語版安東 権幸 696,317
安山権氏 12
安城権氏 7
安養権氏 5
安原権氏 7
梁山権氏 6
襄陽権氏 94
礪山権氏 6
延日権氏 8
寧海権氏 10
醴泉権氏朝鮮語版醴泉 昕迪臣 4,531
烏山権氏 29
龍仁権氏 6
原州権氏 6
月城権氏 38
宜寧権氏 9
義城権氏 15
利川権氏 17
仁同権氏 69
仁川権氏 7
長水権氏 19
全州権氏 89
済州権氏 13
晋城権氏 6
晋州権氏 58
昌寧権氏 15
天安権氏 12
青松権氏 5
清州権氏 13
清風権氏 6
忠州権氏 27
坡平権氏 6
平山権氏 8
平沢権氏 7
平海権氏 26
豊壌権氏 8
豊川権氏 53
河東権氏 89
漢陽権氏 192
咸安権氏 5
海東権氏 17
海州権氏 25
華城権氏 14

出典

日本

(ごん)の由来の多くは権現堂権現山、権右衛門屋敷に位置する地名のこと。

関連姓は権下、権石などがある。

中国

各種表記
繁体字
簡体字
拼音 Quán
注音符号 ㄑㄩㄢˊ
ラテン字 Kuen
広東語発音: Kyun4
上海語発音: Jioe1
台湾語白話字 Kôan
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権氏は2020年の中華人民共和国の統計では人数順の上位100姓に入っておらず[3](300位前後の説がある[4])、希少姓となっている。2~3種類ほどの系統があるが、紀元前700年以後、湖北省権県楚が楚の領土になったため、楚国系の比重が大きい。一方、台湾の2018年の統計では410番目に多い姓で、260人がいる[5]

脚注

  1. ^ 성씨분포”. sgis.kostat.go.kr. 2023年2月24日閲覧。
  2. ^ a b KOSIS”. kosis.kr. 2022年11月16日閲覧。
  3. ^ 《二〇二〇年全国姓名报告》发布_部门政务_中国政府网”. www.gov.cn (2021年2月8日). 2023年1月19日閲覧。
  4. ^ 《中国四百大姓》介绍”. 3g.k.sohu.com. 2023年1月19日閲覧。
  5. ^ 全國姓名統計分析”. 中華民国内政部. p. 285 (2018年10月). 2023年1月19日閲覧。

関連項目


権(ごん)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:25 UTC 版)

カムイ伝」の記事における「権(ごん)」の解説

花巻農民息子で、大柄で力の強い男。正助と共に活動し正助試み支えてきた人物正助同じよう人々の生活向上を考えるようになるが、段々と正助頼り過ぎる人々見て、もし正助死んだどうするのかという危機感から、自分自身強くなろうと成長して行く。

※この「権(ごん)」の解説は、「カムイ伝」の解説の一部です。
「権(ごん)」を含む「カムイ伝」の記事については、「カムイ伝」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 07:29 UTC 版)

旧字体正字

発音(?)


出典:『Wiktionary』 (2021/09/23 13:27 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (ケン) 古代分銅

接頭辞 

  1. (ゴン歴史的用法) の、定員の 

接尾辞

  1. (ケン) ~する権利~に関して自らの意思処分する権利有すること。

熟語

複合語



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