権限踰越
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 01:09 UTC 版)
同意を表明する国家の代表者に与えられた権限に対して国家が制限を設けていた場合に、その代表者がその制限に従わずに同意を表明した場合であっても、そのような制限が設けられていたことがあらかじめ相手国に対して通知されていなかった場合には無効原因として援用することができないと条約法条約に定められた(47条)。批准、受諾、承認を条件とする条約は代表者が署名や条約構成文書の交換を行った後に国家がその条約を拒否するか受け入れるかを選択することができるため、代表者の権限踰越による条約無効の規定は適用されない。
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