春来る鬼とは? わかりやすく解説

春来る鬼

作者須知徳平

収載図書春来る鬼
出版社講談社
刊行年月1989.1
シリーズ名講談社文庫


春来る鬼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 09:10 UTC 版)

春来る鬼
監督 小林旭
脚本 菊島隆三
原作 須知徳平
製作 井上和男
製作総指揮 小林旭
出演者 松田勝
若山幸子
滝田栄
三船敏郎
津島恵子
音楽 佐藤勝
撮影 鈴木義勝
編集 井上治
製作会社 アナック
配給 松竹
公開 1989年4月15日
上映時間 137分
製作国 日本
言語 日本語
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春来る鬼』(はるくるおに)は、1989年4月15日公開の日本映画である。小林旭の初監督作品。松田勝のデビュー作でもある。原作は須知徳平の同名小説。

あらすじ

時は中世、北日本の漁村・北の浜。強靭な肉体を誇る漁師・さぶろうしは、村長の娘・ゆのと相思相愛だった。しかし身分の違いゆえ結ばれるはずも無く、ゆのは親の勧めで婿を迎えることになる。婚礼の日、さぶろうしは夜の闇にまぎれてゆのを攫い出し、小舟に乗って駆け落ちを図る。嵐に巻き込まれた2人が流れ着いたのは、北の浜の村人が「鬼の岬」と呼んで恐れる岬だった。

その岬の陰には、人知れず営まれる村があった。よそ者を忌み嫌う村の衆は、2人を海に投げ込もうとする。しかし長老・くっくねの爺がさぶろうしを匿い、ゆのは村長・頭屋に預けられることになった。さぶろうしには村に受け入れられるために、3つの「ためし」を課せられる。一つは、岬の先から海に飛び込み、海底の石を拾ってくること。もう一つは、がうごめく死体置き場で次の満月まで過ごすこと。そして、嵐の海に漕ぎ出し小舟が満たすほどの魚を獲ってくること。

さぶろうしは、過酷な「ためし」を全て果たす。しかし、頭屋は彼を認めようとしない。

そんな中、村に「ジャビ」という、得体の知れない病が流行りだす・・・

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