明荷
読み方:あけに
- 相撲とりの旅行鞄の様なもので、中には関取の化粧褌しなど一切を入れ、十両以上の力士になつて初めて所有することが出来る。
- 力士が自分の化粧廻しやしめこみなどを一切入れておく、行季のこと。支度部屋へ運ぶときに使うが、巡業のときは旅行鞄になる。十両以上の関取になって初めて所有することができる。竹であんだ上に日本紙をはりうるしで塗り固めた丈夫な篭である。明治の初め頃両国梶之助が化粧廻し入れに発明したものだと長く伝えられていたが、近年になって、今のものと同一である文政時代の開荷が見つかり、江戸時代から使われていたことが証明された。
分類 相撲
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