日本人学校離れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 05:47 UTC 版)
2002年以降、日本人学校よりも英語を主体としたインターナショナル・スクールや現地校に通う子供の方が多くなっている。 理由はいくつか考えられる。まず英語志向の保護者が増え、英語圏では現地校、非英語圏ではインターナショナルスクールを選ぶようになったため。そして、せっかく海外にいるのだから、多国籍の環境で学ばせたいと望むため。もう一つは、帰国生徒が珍しくなくなり、帰国生学級や別枠入試、日本人学校出身者は出願できない英語での入試など、現地校出身者に対する日本の受け入れ側の態勢が整ってきたため(本来、日本人学校のない地域を考慮した措置だが)、現地校を選びやすくなったことも一因である。そのほか数は少ないが、収入・嗜好・通勤条件などの都合でスクールバスの運行ルート上に住めないため便利な近場の学校を選ぶ家庭、現地の狭い日本人社会のしがらみを避るためなど、家庭によってその理由も様々である。 そして、データには現れていないが、現地校に通う在外日本人の中には、海外で生まれ日本へ永住帰国の予定はないが、管轄領事館に出生届と在留届を提出した日本国籍を持つ、いわゆる「国際結婚の子供」も多数いる。
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