日向事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/09 14:18 UTC 版)
日向事件(ひゅうがじけん)とは、北朝鮮によるスパイ事件[1][2][3]。1981年(昭和56年)7月24日、宮崎県警察により検挙、摘発された[1][2][3]。北朝鮮工作員の斉藤幸雄こと黄成国は戦前に徴用工として滞日した経験があり、1980年(昭和55年)に日本に密入国したのち、指揮下の映画監督で帰化した在日朝鮮人の清本隆男に韓国知識人への接近やモスクワ、ポルトガル領マカオでの工作資金授受をさせていた[2][3]。また、在日韓国人の H を獲得し、彼を頻繁に韓国に渡航させた[2][3]。H が韓国でスパイ容疑で逮捕されたのち、黄は北朝鮮への帰還を企図し、宮崎県日向市の海岸を徘徊していたところを逮捕された[1][2][3][4]。
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