文化面への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 16:01 UTC 版)
「コインロッカーベイビー」の記事における「文化面への影響」の解説
社会問題化したため、以下のようにこれにまつわる作品も存在し、死亡した状態で発見されるケースが多かったながらも、「もし遺棄された子供が生きていたなら」という前提で、この捨てられた子供を主人公とした作品も見られる。 『コインロッカー・ベイビーズ』 1980年に上記の一連の事件をモチーフとして、村上龍によって描かれた長編小説。コインロッカーベイビーとして遺棄された主人公2人は仮死状態で発見され、同じ孤児院・同じ養父母のもとで育った後、別々の道を歩む。 『青空ふろっぴぃ』 細野不二彦の漫画(1985年 - 1986年連載)。主人公はコインロッカーベイビーとして遺棄され、浮浪者に育てられる。 『コインロッカーのネジ。』 こなみ詔子の漫画。コインロッカーベイビーであった主人公は、財布をすり取ったことをきっかけに自殺未遂の過去を持つ青年に拾われる。 『間引き』 藤子・F・不二雄のSF短編の一編。コインロッカーベイビーを例として、人口爆発後の人類の「愛情の消滅」をテーマに置いている。 上記のほか、コインロッカーで遺棄された赤子が後に幽霊として出現する怪談や都市伝説が流布した。その内容は、育てきれなくなった赤子をコインロッカーに遺棄した経験を持つ母が、数年後にやむなく(それまでは避けていた)そのコインロッカーの付近を通ったときに泣いている男児を見つけ、「お母さんは?」と声をかけると男児から「お前だ!」と返事されるというものである。
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