巨赤芽球とは? わかりやすく解説

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巨赤芽球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/23 09:31 UTC 版)

巨赤芽球(きょせきがきゅう 英:Megaloblast)とは造血の場である骨髄において、正常に成熟すれば赤血球に分化するはずの赤芽球のDNA合成が障害されて細胞の分裂や核の成熟に異常がおこり、細胞核・細胞質共に大きくなった異常な赤芽球。その多くは赤血球になることが出来ずに崩壊する。そのため血液中の赤血球の数が減少し貧血となる。巨赤芽球(Megaloblast)はEhrlichが1880年代に命名したものである。[1][2]


  1. ^ a b c d e f 浅野茂隆、池田康夫、内山卓 監修 『三輪血液病学』文光堂、2006年、ISBN 4-8306-1419-6、p.974
  2. ^ a b c d e f 小川聡 総編集 『内科学書』Vol.6 改訂第7版、中山書店、2009年、ISBN 978-4-521-73173-5、p.72
  3. ^ 村川 裕二 総監修『新・病態生理できった内科学(5)血液疾患』第2版、医学教育出版社、2009年、ISBN 978-4-87163-435-9、p.45
  4. ^ 浅野茂隆、池田康夫、内山卓 監修 『三輪血液病学』文光堂、2006年、ISBN 4-8306-1419-6、p.979
  5. ^ 栗山貴久子, 内藤岳史, 橋田哲夫 ほか, 「12歳で発症した若年性悪性貧血II型の1例」『日本小児血液学会雑誌』 12巻 5号 1998年 p.359-363, doi:10.11412/jjph1987.12.359, 日本小児血液・がん学会
  6. ^ 浅野茂隆、池田康夫、内山卓 監修 『三輪血液病学』文光堂、2006年、ISBN 4-8306-1419-6、pp.976-977
  7. ^ 浅野茂隆、池田康夫、内山卓 監修 『三輪血液病学』文光堂、2006年、ISBN 4-8306-1419-6、pp.987,994


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