工業国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/01 09:01 UTC 版)
工業国(こうぎょうこく、industrialized country)とは、工業化の進展した国、あるは進展した後の状態にある国を指す
概要
多くの国で、歴史的には農業が産業のほとんどを占めていた。産業革命以後、英国を筆頭に国内産業の工業化が進展する国が現れた。工業の成長が農業のそれを相対的に上回った国では、付加価値生産に占める農業の割合が低下し、工業が大きな割合をしめるようになった。このような国を工業国と呼ぶようになった。
工業国は、経済成長や軍事力形成において優位に立っていたため、世界経済に占める割合が高まり、国際社会において発言力を持つようになった。このような工業国は、出現した19世紀当時は列強と呼ばれ、現在は先進国と呼ばれている。
当初、英国が最初の工業国となったが、以後、西欧、アメリカ、ロシア、日本と世界各地に工業国が出現した。
第二次世界大戦後は、世界経済の歴史的成長の中で、既存の工業国以外でも工業化が大きく進展。現在も発展を続ける多数の工業国が生まれた。 (図の単位はkgである。)
関連項目
「工業国」の例文・使い方・用例・文例
- 工業国
- 日本は工業国だ
- 日本は工業国だ。
- 10年経って、世界に石油が不足すると仮定しよう。工業国に何が起こるだろうか。
- 工業国.
- 自動車が先進工業国の人々の生活方法を変える前の時間に関するさま
- 農業から工業国への変換
- 先進工業国と発展途上国の間で,工業製品と一次産品を交換する形の国際分業
- 先進工業国間で工業製品を交換する形の国際分業
- 同一水準の先進工業国間で行われる貿易
- 首都衛星構造という,工業国に一次産品生産国が従属する世界構造
- メトロポリスサテライト構造という,工業国に第一次産品生産国が従属する世界構造
- 中進工業国という国家分類
- 中進工業国という国家分類に属する国
- 新興工業国という,急速に工業化を推進している国
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