地論宗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/28 16:09 UTC 版)
地論宗(じろんしゅう)は、中国の仏教宗派。世親の『十地経論』(菩提流支訳)に基づく。中国十三宗の一つ。
歴史
菩提流支の弟子、道寵の系統である北道派と、四分律宗の祖でもあり、光統律師の別称でも知られる慧光を祖とし、法上(495年 - 580年)に継承された南道派に分派する。
隋代には、南道派より浄影寺の慧遠が現われ、『大乗義章』を著わして、六朝以来の各派の教説を地論宗の立場によって集大成した。
北道派は、のちに摂論宗と融合する形で系統が絶える。
また、南道派の系統からは、後に華厳宗が興起することとなる。
関連項目
地論宗
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地論宗では、大乗義章巻一に、立性宗(説一切有部など)・破性宗(成実宗など)・破相宗(三論宗など)・顕実宗(地論宗など)の四宗の別に従って、二諦の意味に違いがあることを説く。
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