国防相とは? わかりやすく解説

国防省

(国防相 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 06:50 UTC 版)

国防省(こくぼうしょう)は、各国・各政府において設置されている省庁の一つ。軍事の管理、つまり主に他国による侵略大規模災害から国家および国民防衛することを任務とし、軍隊を統制する。

国軍を持たない国もあり、その国には国防省は通常設置されない。ただし、国軍を保有していないアイスランドは、防空レーダーの運用やNATO等との調整を任務とするために外務省の外局扱いで防衛庁を設置している。

なお、国軍を設置している国においても沿岸警備隊国境警備隊などは、警察や内務省の管轄下にある場合が多い。

各国の国防省

英語では Ministry of Defence (MOD)Defence MinistryDepartment of Defence (DoD)Defence Department など[1]

「国防省」と日本語訳される代表的な機関には次のものがある。

など。

漢字圏の国での同等な機関は、現地語での漢字どおりに書かれることもあるが、「国防省」と訳されることもある。

同様の任務を有しているが名称(あるいは訳語)が異なる機関としては次のものがある。

上記のどれにも当てはまらないもの。

かつて存在した例

脚注

  1. ^ 米語ではそれぞれDefense

関連項目


国防相

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:48 UTC 版)

アリエル・シャロン」の記事における「国防相」の解説

1981年シャロンベギン政権の国防相に就任した1982年エジプトとの和平実現のため、シナイ半島返還入植地解体撤退必要になった。最初大きな反発があったものの、シナイ半島建設されていたユダヤ人入植地ヤミット入植地解体入植者2000人を退去させ、解体スムーズに行われた当時イスラエル隣国レバノンにはパレスチナ難民多く居住しており、ヤーセル・アラファート率いパレスチナ解放機構PLO)の本部置かれていた。ベギンシャロンレバノンからPLO追い出しシリアによるレバノン干渉防ぎ、さらにレバノンに親イスラエル政権樹立しようとレバノン内戦介入する1982年ガリラヤ平和作戦としてPLO支配するレバノン占領ベイルートにまで到達しPLOレバノンから撤退させる。そして親イスラエルマロン派)のバシール・ジェマイエル(英語版)(ファランヘ党)をレバノン大統領就任させるシャロン作戦成功したかにみえたが、ジェマイエルは暗殺されてしまう。この「復讐」としてファランヘ党民兵ベイルート近辺パレスチナ難民キャンプ、サブラ・シャティーラで1000人前後を殺害したイスラエル軍はこれに傍観ないし協力していたも言われるが、定かではない。いずれにしろ、シャロン責任取って国防相を辞任しシャロンと共にベイルート侵攻主導したラファエル・エイタン参謀総長もそれに連座した(サブラー・シャティーラ事件)。この事件国際世論イスラエル国民の反発を買い、ベギン政権崩壊少数政党乱立しイスラエル政局はしばらく流動化する。

※この「国防相」の解説は、「アリエル・シャロン」の解説の一部です。
「国防相」を含む「アリエル・シャロン」の記事については、「アリエル・シャロン」の概要を参照ください。

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