命売ります
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命売ります
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/16 09:55 UTC 版)
『命売ります』(いのちうります)は、三島由紀夫の長編小説。自殺に失敗した男が「命売ります」という広告を出し、自分の命を捨て売りしてしまおうとする物語。死ぬことを恐れない主人公と、彼を利用しようとする人間たちとの間に繰り広げられるユーモラスな騒動がハードボイルド調の展開で進行する娯楽的な趣の中にも、現代社会における生と死や、次第に変化してゆく主人公の心理の逆説が描かれている[1][2]。
- ^ a b c 種村季弘「三島由紀夫の全能と無能」(命売・文庫 1998, pp. 263–269)
- ^ a b c d e f 島田雅彦「『みやび』なアナーキスト」(続・中条 2005, pp. 233–278)
- ^ 井上隆史「作品目録――昭和43年」(42巻 2005, pp. 448–452)
- ^ a b 山中剛史「著書目録――目次」(42巻 2005, pp. 540–561)
- ^ a b c d e 山口直孝「命売ります」(事典 2000, pp. 26–27)
- ^ 久保田裕子「三島由紀夫翻訳書目」(事典 2000, pp. 695–729)
- ^ [1]
- ^ 今年1番の話題文庫は三島由紀夫のエンタメ小説!?文庫トレンドに異変 文豪作品が突然の大ブレイク、1ヶ月で7万部重版(ZAKZAK夕刊フジ、2015年8月6日)
- ^ [2]市川真人 ベストセラー解読(週刊朝日)(BOOK asahi.com.、2015年9月27日)、[3]長薗安浩 ベストセラー解読(週刊朝日)(BOOK asahi.com.、2016年12月16日)
- ^ 富岡幸一郎「詩学の神風」(古典読本 2016, pp. 238–247)
- ^ 「年譜 昭和43年」(42巻 2005, pp. 294–303)
- ^ a b 「作者のことば」(週刊プレイボーイ 1968年5月14日号)。34巻 2003, p. 681
- ^ 松尾瞭「命売ります」(旧事典 1976, pp. 35–36)
- ^ 奥野健男「解説」(『命売ります』集英社文庫、1979年10月)。事典 2000, p. 27
- ^ 栗栖真人「三島由紀夫覚書―『命売ります』をめぐって―」(別府大学国語国文学 1988年12月)。事典 2000, p. 27
- ^ 文豪ミシマが描く、命をめぐる極上エンターテインメント(NHKオーディオドラマ・ホームページ)
- ^ 中村蒼、三島由紀夫作品初挑戦で怪演! BSジャパン「命売ります」来年1月から(Yahoo!ニュース、2017年11月18日)
- ^ a b 中村蒼、三島由紀夫作品で主演「僕にとって転機になる予感」 (Yahoo!ニュース、2017年11月18日)
- ^ a b 連続ドラマ「命売ります」BS JAPAN 番組表
- ^ a b 三島由紀夫原作ドラマ『命売ります』ナレーションは美輪明宏(Oricon news、2018年1月6日)
- ^ 該当各日 『読売新聞』 テレビ欄。
- ^ “命売ります”. PARCO STAGE -パルコステージ-. 2021年12月16日閲覧。
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