勝林院
勝林院
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勝林院(しょうりんいん)は、京都府京都市左京区大原三千院の北にある天台宗の寺院。魚山大原寺勝林院(ぎょざんだいげんじしょうりんいん)と号する[1][2]。魚山大原寺は往生極楽院、勝林院、来迎院とその子院の汎称で[3]、声明の中心地であった中国の長安の外にある山東省に所在する声明の聖地「魚山」の名称に由来する[4][5]。本尊は阿弥陀如来坐像。法然上人二十五霊跡第21番札所。別称として「問答寺」、「証拠堂」とも呼ばれる。古くから来迎院(左京区大原来迎院町)とともに天台声明の道場であった。
- ^ 勝林院パンフレットの表記から
- ^ 「一ニ大原寺ト云フ」。『古事類苑』宗教部, 洋館, p.730. また同書は「山州名跡志、五、愛宕郡」から「魚山勝林寺一名大原寺」を引く
- ^ 『京都市の地名』日本歴史地名体系第二十七巻. 平凡社. 1979. p.83.
- ^ 『京都市の地名』日本歴史地名体系第二十七巻. 平凡社. 1979. p.83.
- ^ 荻満津男「寂源と勝林院」義江彰夫『古代中世の史料と文学』吉川広文館. 2005.
- ^ 京都観光Navi
- ^ 『京都を学ぶ(洛北編)』京都学研究会編、ナカニシヤ出版、2016年
- ^ 「災害の度 本尊の「顔」守った? 京都・勝林院 頭は室町期、胴は江戸期と判明」(『日本経済新聞』2013年8月29日付 朝刊)
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