代表資格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 06:08 UTC 版)
ラグビーでは、国の代表チームとしてプレーする際に、国籍は問われない。「外国人選手が多い」という批判があるが、日本は外見的特徴からそのように指摘されやすい。他の国のラグビー代表チームも同様に、異なる国の出身者が多く含まれる。高校・大学時代から日本で生活し、日本に帰化(日本国籍を取得)している選手も少なくない。カタカナだけの氏名であっても、姓と名の表記の間に「・」が無い選手は、日本国籍を持つ者である。 国の代表資格は、ワールドラグビーのレギュレーション8条により、以下の4つの箇条書きのように規定されている。 当該国(日本)で出生している、または、 両親、祖父母の1人が当該国(日本)で出生している、または、 プレーする時点の直前の60ヶ月間(※)継続して当該国(日本)を居住地としていた、または、 プレーする時点までに、通算10年間、当該国(日本)に滞在していた。 (※)2021年12月31日までは、「60ヶ月間」ではなく「36ヶ月間」。 新型コロナウイルス感染症の世界的流行により出身国へ長期帰国をした選手のなかには、日本居住期間がリセットされ、日本代表資格を得られなくなった者もいる。 また、2022年1月1日から、以下の基準を満たす場合に選手が一つの協会(国)から別の協会(国)へ変更できるようになった。これは、フィジー、サモア、トンガなどの南太平洋の国々出身の選手が、活躍の場や経済力を求めて外国に行ってしまい、出身国のラグビー運営に支障が出ることへの配慮を主とする規約改正である。 36ヶ月間、ラグビーの国際試合に参加していない。 選手が移動を希望する国で生まれている、または親や祖父母のうち誰かがその国で生まれている。 選手は一度だけ協会を変更することができ、各ケースはワールドラグビーの承認が必要となる。
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