阿羅漢
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仏教用語の阿羅漢(あらかん)とは、サンスクリット: अर्हत् , arhat(アルハット)、パーリ語: arahant(アラハント)に由来し、仏教において最高の悟りを得た[1]、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと[2]。この境地に達すると迷いの輪廻から脱して涅槃に至ることができるという[3]。略称して羅漢(らかん)ともいう[2]。サンスクリット語 arhat の主格 arhan やパーリ語 arahant の音写語[4][2]。漢訳には応供(おうぐ)という意訳もある[2][注釈 1]。
注釈
出典
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ) ,藤田宏達『阿羅漢』 - コトバンク
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 中村元ほか 編『岩波仏教辞典』(2版)岩波書店、2002年10月、19頁。
- ^ 大辞林 第三版『阿羅漢果』 - コトバンク
- ^ 『阿羅漢』 - コトバンク
- ^ 梅原猛著 『羅漢 - 仏と人のあいだ』(講談社現代新書)。
- ^ 真言宗泉涌寺派大本山 法楽寺 *『四分律』戒相 * 四波羅夷法
- ^ “arhatshipの意味・使い方 - 英和辞典 Weblio辞書”. Weblio. 2018年3月10日閲覧。
- ^ デジタル大辞泉『阿羅漢』 - コトバンク
- ^ a b c d 藤本晃著『悟りの4つのステージ : 預流果、一来果、不還果、阿羅漢果』サンガ、2015年11月、Chapt.6。ISBN 9784865640267。
- ^ 中部22 蛇喩経など
- ^ a b c パーリ仏典, 相応部ジャンブカーダカ相応 Nibbānasuttaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “東京国立博物館所蔵『絹本著色十六羅漢像』”. e国宝. 国立文化財機構. 2023年5月閲覧。
- ^ a b 『十八羅漢』 - コトバンク
- ^ 『五百羅漢』 - コトバンク
- ^ “東京国立博物館所蔵『絹本著色十六羅漢図』”. e国宝. 国立文化財機構. 2023年5月閲覧。
- ^ 森田聖子・小林詔子・許永晝編著『十六羅漢図の原点』(文人画研究会、2019年11月25日)に高台寺所蔵十六画幅の図像を掲載。
五百羅漢像
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以下の寺社などに存在する。 報恩寺 (盛岡市) 羅漢寺 (大田市) 地蔵寺 (徳島県板野町) 五百羅漢寺 - 東京都目黒区にある寺院。 五百羅漢寺 (和歌山県和歌山市) 宗圓寺 (北海道小樽市) 喜多院(川越市)
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