ミニジョブ
ミニジョブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:27 UTC 版)
「最低賃金 (ドイツ)」の記事における「ミニジョブ」の解説
ドイツではパート労働の1種にミニジョブがある。 これは、月収入450ユーロ以下で、所得税と社会保険料の労働者負担分が免除される制度である(ただし、使用者は免除されず、税金、健康保険、年金保険の計30%の負担義務がある。また、年金保険については。2013年以降、原則加入義務対象(総収入の3.9%の保険料負担)となったが、労働者が使用者に文書で適用除外を申請すると免除される)。 しかし、ミニジョブ労働者は、最低賃金制度を設けたにもかかわらず、約半数(2015年:50.4%[5.5ユーロ未満:20.1% 5.5 - 8.49ユーロ未満:30.3%])が最低賃金未満の時給額で働いている。 また、2020年3月時点でのミニジョブ労働者は約726万6,800人であった。このうち、ミニジョブの専業従事者は約436万3,400人で、本業のほかに税負担のない副業としてミニジョブに従事する者は約290万3,400人であった。多くは、小売、飲食、宿泊、保健・医療施設、福祉施設、ビル清掃業などのサービス分野で働いている。 ただし、この人数には、(1)自営で副業を行っている者、(2)月収450ユーロを超えて副業を行っている者は含まれていない。
※この「ミニジョブ」の解説は、「最低賃金 (ドイツ)」の解説の一部です。
「ミニジョブ」を含む「最低賃金 (ドイツ)」の記事については、「最低賃金 (ドイツ)」の概要を参照ください。
- ミニジョブのページへのリンク