セドナ【Sedna】
読み方:せどな
太陽系外縁天体の一つ。2003年、パロマー山天文台からの観測で発見された。名の由来はイヌイット神話の海の女神。冥王星の外側、近日点76天文単位、遠日点943天文単位の細長い楕円軌道を描いて、約1万1500年周期で公転する。直径は1200〜1800キロメートルと推定され、発見当初は太陽系において冥王星以来最大の天体だったが、のちに冥王星より大きい準惑星エリスが発見された。
セドナ【Sedona】
セドナ (曖昧さ回避)
(セドナ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 08:10 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動セドナ
Sedna
- セドナ (イヌイット神話) - イヌイット神話に登場する海の女神
- セドナ (小惑星)
Sedona
- セドナ (アリゾナ州) - アメリカ合衆国のアリゾナ州の都市
- キア・セドナ - 起亜自動車のミニバン(北米・イギリスでの商品名)
- スティーヴン・ライニキー作曲による吹奏楽曲。
- シマノ・セドナ - シマノのスピニングリール(日本での商品名)
その他
- 『うみものがたり 〜あなたがいてくれたコト〜』の登場人物。
セドナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 04:01 UTC 版)
セドナは、2003年11月14日にマイケル・ブラウン、チャドウィック・トルヒージョ、デイヴィッド・ラビノウィッツによって発見された太陽系小天体である。分光観測の結果、その表面組成は他の太陽系外縁天体と似ていることがわかった。主に水の氷、メタン、窒素の混合物にソリンが混ざったもので、太陽系で最も表面が最も赤みがかって見える天体の一つである。 内部オールト雲の定義によっては、セドナが内部オールト雲天体で初めて検出された天体になる可能性がある。しかしながら、セドナは内部オールト雲の想定距離よりもはるかに近い。太陽から約130億km(約90 au)の距離で発見されたセドナは、公転周期約10,900年の楕円軌道を描き、最接近時には近日点が太陽から約76 auとなり、遠日点では906 auまで太陽から離れる。また、セドナはその軌道が50 auのエッジワース・カイパーベルトの領域に至らないため、エッジワース・カイパーベルト天体とは見なされない。また海王星とも軌道共鳴していない。これらのことから「分離天体 (detached object)」として分類されている。
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