サーソーとは? わかりやすく解説

サーソー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/11 02:19 UTC 版)

サーソー
サーソー
ケイスネスにおけるサーソーの位置
人口8,721人 (2001年国勢調査)
英式座標
ND115685
カウンシル・エリア
レフテナンシー・エリア
構成国 スコットランド
イギリス
郵便地域Thurso
郵便番号KW14
市外局番01847
警察スコットランド
消防スコットランド
救急医療スコットランド
欧州議会スコットランド
英国議会
スコットランド議会
場所一覧
イギリス
スコットランド
北緯58度35分46秒 西経3度31分16秒 / 北緯58.5961度 西経3.5211度 / 58.5961; -3.5211座標: 北緯58度35分46秒 西経3度31分16秒 / 北緯58.5961度 西経3.5211度 / 58.5961; -3.5211
サーソーの位置
スクラブスター港

サーソー (英語: Thurso, スコットランド語: Thursa[1], スコットランド・ゲール語: Inbhir Theòrsa)[2] は、スコットランドハイランド州北岸の町。歴史的には、ケイスネスの2つあったバラ(Burgh)のうちの一つであった。人口8,721人(2001年調査)。名前は、古ノルド語で『牛の飲料水』を意味する言葉から発祥した。

地理

サーソーはイギリス本土で最北端の町である。最も近い町は34キロ東のウィックで、州都インヴァネスは南177キロにある。サーソー駅英語版イギリス鉄道の最も北の駅で、ウィック駅英語版インヴァネス駅英語版とつながっている。サーソーは、アラスカ州の州都ジュノーノルウェーの港湾都市スタヴァンゲルよりも北に位置する。

サーソー川が町を流れ、ペントランド湾内の小さなサーソー湾へ注ぐ。川の三角州は小さな港である。この港は、良港と砂浜をもち、ペントランド湾からホイ島オークニー諸島)をのぞむ。

ノース・ハイランド大学英語版のような、ハイランド州の公の建物が町にある。また、町西側にドーンレイ原子力発電所があり、ケイスネス内で高い雇用率を誇る。

歴史

町はノース人支配下のオークニー諸島から支配され、それが完全に終わったのは1266年であった。町はノース人の重要な港として生まれ、後世も北欧との交易港として19世紀まで続いた。セント・ピーターズ旧教会が建てられたのは、ケイスネス司教ギルバート・マレー(1245年死去)の時代といわれる。町の多くが19世紀に計画され、20世紀半ばに町から14キロほど西にドゥーンリー原子力発電所ができて拡大された。10年ほどの間に人口は3000人前後から9000人近くまで増えた。原発は、イギリス中から技術者の移動をもたらした。

連合王国の爵位として、サーソー子爵の称号をシンクレア家が代々世襲している。

スクラブスター港

スクラブスター港は、町から2キロ西にいったサーソー川三角州に位置する。港内の水深は深い。オークニー諸島のストロムネスからのフェリーが到着する。2007年6月から、夏期に週1便、フェロー諸島シェトランド諸島アイスランドデンマークノルウェーへの便がスクラブスター港で始まった。運航はフェロー諸島の会社が行っている。

スポーツ

この数年の間に、サーフィンが地元の若者たちの間の大きな娯楽となっている。ペントランド湾からうねる波の大きさは、ハワイの波と比較されるほどである。ヨーロッパ・サーフ選手権がケイスネスで開催された際、サーソー東部は開催地として注目された。

姉妹都市

サーソー出身の人物

出典

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