コウ (霊獣)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 03:11 UTC 版)
犼(こう)[1]は、中国に伝わる霊獣あるいは妖怪。金毛犼、金毛吼(きんもうこう)青毛犼(せいもうこう)[2]とも。
一般的には狗(いぬ)あるいは獅(しし)のような姿(日本でいうところの唐獅子や狛犬)の霊獣として描かれ、人を食べると言われている。明の時代に書かれている『偃曝与談』には、形は兔のようで両耳は長く、その尿をあびると血肉は腐れただれるといい、虎や獅子もこれを恐れるとある。
いっぽう、清の時代に編まれた『続子不語』では神通力があり口から火を吐くとされており、獅子や象とならんで仏の乗り物である記されている。また僵尸が変じた魃(旱魃)がさらに変じたものであるとも説かれている[3]。
古典小説における犼
神仏の乗り物であると考えられた点から、その性質をもった犼が描かれることが多い。主に観世音菩薩がこれに乗るとされており、物語に登場する際も観音と関連する存在が乗っていたりする。
- 『西遊記』
- 観音菩薩の乗る金毛犼(金毛吼)が化けた賽太歳として登場している(第71回)。中野美代子は犼(こう)について「犬の一種[4]」と注記している。版本の挿絵などで犼のときのすがたは、唐獅子のようなかたちで描かれており、四本の脚の下には蓮の花を踏まえている。
- 『封神演義』
- 金毛犼が正体である截教の仙人・金光仙が登場する。最後は慈航道人の乗り物となる。
脚注
関連項目
「コウ (霊獣)」の例文・使い方・用例・文例
- センザンコウは堅い鱗でおおわれている。
- コウウチョウはほかの鳥の巣に卵を産む。
- 今しがた庭にショウジョウコウカンチョウがいた。
- アンコウは海の底深くに生息しています。
- 世代間のコウハウジング共同体
- センザンコウの皮膚は体重の5分の1を占めている。
- ジムは最初、コウイチが言った「エントリーシート」という言葉の意味が分からなかったが、コウイチが見本を見せてくれたのでそれが英語で「entry blank」を意味することが分かった。
- 1950年代には6000頭のヨウスコウカワ(揚子江河)イルカが川にいた。
- コウイカを食べたことはありますか?
- 私は天井にいるコウモリを見た。
- 私は天井にぶら下がったコウモリを見た。
- コウモリは鳥ですか?
- コウモリって私たちと同じ哺乳動物なのです。
- マッコウクジラは1000メートルの深さまで潜ることができる。
- チョウチンアンコウは海底にいる.
- 雄ショウジョウコウカンチョウ.
- 最後のカッコウの鳴き声が消えてあたり一帯は静まり返った.
- コウモリはたそがれになると飛び回る.
- カッコウのひなは他のひな鳥を巣から追い出してしまう.
- その洞窟(どうくつ)にはコウモリが生息している.
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