アボレ事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 01:54 UTC 版)
「中華人民共和国とエチオピアの関係」の記事における「アボレ事件」の解説
2007年4月、エチオピアからの独立を目指すソマリ族のグループであるオガデン民族解放戦線の戦闘員が、エチオピア東部のジジガから南に約120km の小さな町アボレの試掘油田で作業員を襲撃した。彼らは、エチオピア人労働者約65人と中国人労働者9人を殺害し、さらに7人の中国人を誘拐した。この油田は、政府所有の中国石油化工(シノペック)の子会社が運営している。シノペック社の広報担当者は、今回の事件は同社の更なる探査を妨げるものではないと述べた。中国外務省は、彼らが中国とエチオピアの関係を妨害しようとしていたことを述べただけで、攻撃者の動機についての議論を避けた。起きたことを調査し、将来の安全性を改善する方法を調べるために中国のチームが派遣された。
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