トヨタ、次世代の情報サービス開発に着手

2011.05.23 自動車ニュース webCG 編集部
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トヨタ、次世代の情報サービス開発に着手

トヨタ自動車は2011年5月23日、米セールスフォース・ドットコムと提携し、ソーシャルネットワークサービス(SNS:コミュニティ型ウェブサイト)を利用した新たな情報サービス「トヨタフレンド」を開発、2012年から運用を始めると発表した。

「トヨタフレンド」は、SNSを活用した、トヨタの次世代情報サービスだ。
今回提携が発表された、米セールスフォース・ドットコムの企業向けSNS「Chatter(チャター)」をベースに、メーカー、販売店、ユーザー、さらにクルマそのものをメンバーとする情報網を構築し、ユーザーに対して、いっそう豊かなカーライフを提供するという。

ユーザーからの問い合わせや、実際の車両状態、販売店のもつメンテナンスデータといった情報は、いったん中央情報処理施設(トヨタスマートセンター)に集められて解析。次に、各ユーザーにとって有用な情報が、「トヨタフレンド」を通じて届けられる、という仕組みである。
その伝達手段もユニークで、例えば、プラグインハイブリッド車や電気自動車であれば、あたかもマイカーからのメッセージのように「今日はもう充電は済んだ?」といったメールがユーザーに届くのだとか。クルマとヒトとのフレンドリーな関係づくりが目指されている。

『Facebook』や『Twitter』といった外部SNSとリンクできるのもポイントで、ユーザーの“やりとり”が、さらにその知人・友人なども交えた幅広いコミュニケーションへと波及することも、次世代の楽しいカーライフとして提案される。

そんな「トヨタフレンド」のサービス開始は2012年。目下、新たに発売されるプラグインハイブリッド車や電気自動車への採用が予定されている。

(webCG 関)

会見に臨む、トヨタ自動車の豊田章男社長(写真左)と米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEO。
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豊田章男社長は、“フレンド”の付くサービス名称がお気に入りとのこと。「トヨタやそのクルマを友だちを思っていただけたら、こんな素晴らしいことはありません」。
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「モビリティには大きな変化が起こっている。クルマとの接し方について、われわれはもっとフレンドリーであるべきだと思っている」とは、ベニオフCEOの弁。
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会場では「トヨタフレンド」がもたらす未来のカーライフが、寸劇で紹介された。マイカーとまでメールをやりとりする世の中が、間もなく現実のものとなる。
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