関西大学野球リーグ

【阪神大学野球秋季リーグ戦9月6日開幕】6大学の主将がチームの現状、目標を座談会で語った

[ 2024年9月6日 10:03 ]

<阪神大学野球主将トーク> 秋季リーグへ向け意気込む(左下から時計回りに)天理大・杉下海生、大体大・平子真弘、関西国際大・嶋田優心、関西外大・木下和輔、甲南大・藤田空悟、大産大・小出望那 (撮影・後藤 大輝)
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 阪神大学野球秋季リーグ戦は7日、大阪市の南港中央球場で開幕する。天理大が連盟連続優勝記録を新記録の8連覇に伸ばすのか、5年ぶりに1部復帰を果たした関西外大の戦いぶりは、と話題豊富な今リーグ戦を前に1部6大学の新主将に集まってもらった。

 ――まずチームの状況を教えてください。

 天理大・杉下 チームとして日本一という目標で全国大会(大学選手権)に挑みましたが、ベスト4に終わりました。まだまだ、日本一に向けてしっかりやっていきたいというのはありますが、まずリーグ戦優勝しないといけないので、8連覇がかかっていますが、そこにこだわりを持ち過ぎず一戦必勝で戦って優勝していきたいと思ってます。

 大産大・小出 自分たちは春、体力不足というのが出たので、春から秋に向けてしっかり土台作り、体力づくりから始めて、この秋季リーグ戦を戦い抜く力をつけて臨みたいと思っています。

 大体大・平子 春は4年生がスタメンの半分ほどを占めていたのですが、それが一気にゴロッと抜けたので、まずはチーム力を目指して全員が一体となってやるというところから始まりました。春のリーグ戦で打撃力の向上という課題が見つかって、そこから打撃力の向上を目指してずっとバッティング練習を多めに取り組んできました。

 甲南大・藤田 春のリーグ戦は4位という結果で終わったんですけど、後半勝負で勝てない試合が結構あったので、日頃の練習から無駄なミスとか、試合だったら無駄な進塁をピッチャー中心に防げるように意識して練習してきました。

 関西国際大・嶋田 春は5位という悔しい結果に終わってしまって、打撃だったらチャンスでの一本であったりとか、なかなか点が取れないっていう部分があったので練習からバッティングの1球、1打席というのをしっかり意識させて練習しているのと、守備でもミスが、ぽろぽろあった部分があったのでゴロ捕球であったりとか基本的なとこから見直してこの秋に挑もうかなと思っています。

 ――関西外国語大は5年ぶりの1部ですね。

 関西外大・木下 春季リーグは目標にしていた1部昇格を達成できた中で結果に満足することなく謙虚に練習に取り組んできましたが、やはり1部と2部ではかなり野球のレベルの差があると思うので、しっかり細かいところまで詰め込んで練習に取り組んできました。

 ――今年の夏はものすごく暑かった中で練習で工夫したことはありましたか。

 嶋田 練習終わりにプールを設置して。簡易の小さなプールがあるんですけど、空気とか入れたりして練習終わりにみんなで入るようにしていました。

 ――大きさはどれぐらい?

 嶋田 そんなに大きくなくて詰めたら10人ぐらい入れる大きさです。入りたい人が入ってという感じで。考案したのは(鈴木)監督です。

 杉下 練習終わりに寮のお風呂を水風呂にして入ってました。毎年やってます。

 小出 室内練習場は湿度が高くて、全員アンダーシャツが絞れるぐらい汗の量が出ました。僕らの大学もプール設置してるんで、練習終わりにそこで全員全裸でバシャバシャしながら入っていました。

 平子 練習時間が短いのであんまり対策とかはないんですけど、昨年より練習試合数が多くなったんで、一試合一試合戦い抜く体力はついてるなと思います。

 藤田 プールも室内もないので練習中に休憩を長くとるぐらいでした。

 木下 自分たちもそんなに練習時間が長いわけではないので、練習するしかないという気持ちでやっていました。特に暑さ対策はなく、短期集中で休憩したら集中してやっていこうっていう風にやっていました。

 ――キャプテンから見た秋のリーグ戦の注目の選手を聞かせてください。

 杉下 ピッチャーの的場ですね。オープン戦では意識を高く持って1試合1試合課題を持って投げていたので期待しています。

 小出 春のリーグ戦から出てる選手が結構いるので、経験積んでいる米田、田中、辻を中心に期待しています。

 平子 あまり目立った選手はいないのですけれど、4年生の弓埜選手と下級生が結構頑張って試合にも出たりしているので、下級生には頑張ってほしいなっという気持ちがあります。

 藤田 やはりピッチャーの岡本さん中心に守り勝って、野手は日替わりヒーローが出てくれればと思っています。

 嶋田 一石です。守備の時でもバッティングでも頼りになる存在っていうのはこのチームの軸になると思うので注目してます。

 木下 ピッチャー陣は全体的にレベルが高いと思っているので、その辺は注目してほしいです。野手では同級生の成田っているですけど、練習試合ではいつも調子良くて公式戦になるとガクッとなるタイプなのですが、練習試合では2試合連続ホームランとか打っているので、これはやるのではと期待しているので注目してほしいです。

 ――秋季リーグ戦、優勝するために必要なことというのはどういうことだと考えてますか?

 杉下 バッテリー中心に守り勝つのが天理学が掲げていることなので、秋も守り勝つ野球で優勝できたらなと考えています。

 小出 自分たちも守りからしっかりリズムを作って、どれだけ打っても守りでミスが多くなってしまうと勝てないので、しっかり守りから徹底してやっていきたいと思います。

 平子 リーグ戦になれば土日とか連戦になってくるので、1試合目もそうですけど、2試合目とかの終盤の部分でほころびが出ないような粘り強さが一番大事かなと思ってます。

 藤田 やっぱり後半勝負に持ち込んで、しっかり後半も粘って、他の大学さんと比べてやっぱり打てないのでワンチャンスしっかりものにできるようにと思っています。

 嶋田 チャンスで一本っていう部分が春はなかったので、そこを今徹底してやっている中で本当に取れる時にしっかり取って、守備ではしっかりアウトを取るというのを心がけてやっています。

 木下 自分たちは他の大学さんに比べたら個々の能力はところは低いと思うので、頭の部分であったりとか、考え方そういうとこをプラスにしてやっていかないと勝っていけないと思うので、ただ単に野球するだけじゃなくて考えてしっかり対策していこうと思っています。

 【主将座談会 出席者】
 天 理 大  杉下 海生(3年=天理)
 大 産 大  小出 望那(3年=大産大付)
 大 体 大  平子 真弘(3年=日本航空石川)
 甲 南 大  藤田 空悟(3年=社)
 関西国際大  嶋田 優心(4年=天理)
 関西 外大  木下 和輔(3年=天理)

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