東京が乳酸菌パワーでJ1残留を死守する。ホームタウン東京・調布市の牛乳宅配センター、金井乳業が残留がけっぷちのチームに、ドリンクタイプのヨーグルト「R-1」の差し入れを始めていたことが、11月30日までに分かった。
DF中村北斗(25)が夏から愛飲していることをクラブ関係者から聞いた同店の金井真喜夫社長(50)が、「苦しむ地元クラブを見て黙っていられない。なんとしてもJ1に残ってほしい」と決断。10月16日の仙台戦後から、1ケース24本入りを毎週6ケースずつクラブハウスに届け始めた。
その後、チームは3勝1敗2分けと好調。現在は練習後などに全選手が飲んでいる。免疫力を高める乳酸菌が含まれており、中村は「試合前夜に飲むと熟睡できる。風邪もひかなくなった」と感謝。日本代表GK権田修一(21)も「疲労が残りにくい」と効果を口にした。FW大黒将志(30)は「R-1飲んで、J1残留です」と最終節の京都戦(4日)勝利を誓った。【塩谷正人】