「きけわだつみのこえ」(9)特攻という不条理を克服しようとした
まず木村久夫はどのような罪に問われたのか。それを明らかにする前に、木村の残した遺書の中には、自らへ罪がなすりつけられたことへの怒り、その不条理を受け入れて死と向き合う姿、そして次の時代の者へ託する教訓、そうした文意が詰まっている。それを明らかにすることは、「昭和100年」(20…
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