日本の家庭に眠る“かくれ試算”は「総額67.7兆円、1人あたり53.2万円、1世帯あたり110.6万円」の仰天!

公開日: 更新日:

 こんな使い古しの服なんて誰が欲しいの……。その考えにちょっと待った! 服飾雑貨や家具・家電など日本の家庭に眠る「かくれ資産」は総額約66.7兆円。古着はもちろん、10年以上前に買ったカシオの電子辞書、20年以上前のコロナの灯油ストーブだって欲しい人はいる。なんなら片方しかないワイヤレスイヤホンだってお金になるのだ。年末の大掃除で「捨てよう」と思ったものを再検討してみよう。

  ◇  ◇  ◇

 MOTTAINAI、もったいない──。2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアの女性環境保護活動家ワンガリ・マータイさんが世界中に広めた日本語だ。江戸時代、庶民が着ていた着物はほとんど古着。それがいつ頃からか、まだ役立つのに捨てられてしまうモノのなんと多いことか。

 フリマアプリ国内最大手のメルカリが「日本の家庭に眠る“かくれ資産”」を調査してみたところ、日本の家庭に眠る「売ればお金になるであろう」資産の総額は推定66兆6772億円。第1回調査(18年)の約37兆円、第2回調査(21年)の約44兆円から大幅に増えている。

 国内の自動車産業全体の市場規模が約77.1兆円(23年度)、建設市場が約58.4兆円(21年度)だから、いかにこのリユース(中古)市場のポテンシャルが高いかが分かる。ちなみに、かくれ資産とは、1年以上使用しておらず、家庭内に保管しているモノ。つまり不要品ということだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    海外勢が日本株「5兆円以上売り越し」の衝撃…日経平均5カ月ぶり4万円回復の裏に潜むリスク

  2. 2

    世耕弘成氏が自民裏金の全容を知るキーパーソンに浮上 参院政倫審で「指示を受けた」の証言相次ぐ

  3. 3

    焦る国民民主・玉木代表がポロリ明かす…「103万円の壁」問題決着へ見えてきた“妥協額”は150万円

  4. 4

    「粉飾」倒産が過去最多更新へ…大胆かつ巧妙な手口がバレる理由は“ささいなボロ”から

  5. 5

    大阪万博チケットさっぱり売れず…1100万枚完売しないと赤字に、損益分岐点1840万枚なのに販売済み約744万枚

  1. 6

    ソフトバンクG孫正義社長はトランプ氏に急接近…年末は米国株を仕込む格好の時期

  2. 7

    2025年は企業倒産・自己破産が社会問題化する恐れ…アンケートで「増加」予測63%の衝撃

  3. 8

    裏金実態解明の“本丸”か? 森喜朗元首相の国会招致いよいよ現実味…野党の多数決「やむなし」のムード

  4. 9

    大阪万博のシンボルにくすぶる“パクリ疑惑”…リングの愛称は「パクリング」でエエんちゃう?

  5. 10

    “一般人”昭恵夫人の懐に政治資金2.1億円!「非課税で全額相続」がまかり通るのはおかしい

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「25歳ルールを知らなかった説」…あれだけ《メジャー、メジャー》と言いながら

  2. 2

    綾瀬はるか&ジェシー"結婚強行"はあるのか? "深キョンの悲劇"を避けるべく2人は本気モードに突入

  3. 3

    八村塁 バスケ協会批判の根底にあるホーバスHCへの“ディスリスペクト”

  4. 4

    DeNA日本一の裏で《宗教っぽい》…首脳陣が気味悪がりながらも従った試合前の「瞑想タイム」

  5. 5

    海外勢が日本株「5兆円以上売り越し」の衝撃…日経平均5カ月ぶり4万円回復の裏に潜むリスク

  1. 6

    裁判取り下げから1カ月…松本人志が2025年末「笑ってはいけない」でTV復活? 怪情報の真偽と火元

  2. 7

    花巻東の“全国戦略”に日本中の強豪校が震撼!恐るべし大谷翔平&菊池雄星ブランド

  3. 8

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  4. 9

    伊藤沙莉は朝ドラ終了後に18歳年上演出家と結婚へ…“大親友”松岡茉優ゴールインが刺激に?

  5. 10

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると